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「誰一人として同じ人間はいない。障がいも含めて、“その人らしさ”」サポートスタッフ/職業指導員 望月梨沙のインタビュー

こんにちは!
「障がいを特別なものにしない会社」KEIPE(ケイプ)株式会社です。
KEIPEでは、何らかの障がいを抱えて就労が困難になった方の社会復帰を支援する福祉サービスを展開しています。

連載「KEIPEople」(KEIPE + people)では、KEIPEで働く仲間たちをインタビュー形式でご紹介!

今回紹介するのは、サポートスタッフ/職業指導員の望月梨沙(もちづきりさ)です。

サポートスタッフ/職業指導員・望月のキャリアと仕事

望月梨沙
1991年生まれ・山梨県身延町出身 ・山梨県立身延高校、山梨学院短期大学 食物栄養科卒業。短期大学卒業後、2012年に給食委託会社の栄養士として病院に勤務。2020年7月にKEIPEに入社。

現在、KEIPEでは笛吹オフィスにて障がいを持つメンバーをサポートする仕事をしています。実際の作業はもちろん、仕事全体やキャリアの相談にのったり、個別支援計画書を作成したりしています。

他にも、実際の作業の様子などを見ることができる事業所見学の対応や、メンバーと担当相談員と今の課題や今後の取り組みを確認するモニタリング、新しく入社するメンバーと支援者が集まって利用に向けた目標・希望する生活・支援の方針などを確認する担当者会議の対応などを行っています。

KEIPEには、「人の成長に携わりながら、私自身も成長できる環境があった」

- KEIPEで働こうと思った理由やきっかけを教えてください。

社長の侑馬さんの存在が大きなきっかけでした。

私にとって仕事をする上でのやりがいは、「関わった方が少しでも良くなること。そして、それに関われること」です。

以前の職場でも、私が関わったことで相手がこれまでできなかったことができるようになったり、新しいことに挑戦できるようになったというような“成長”に携われる瞬間が一番のやりがいでした。

もっともっと、人の成長に関われる仕事をしたい

そう考えていた時に、研修でKEIPEの社長・侑馬さんと出会いました。仕事におけるやりがいや「こんなふうに働きたいんです!」というお話をした時に、侑馬さんは「ぜひ、一緒に働きましょう!」と言ってくださいました。

でも、転職って人生の中でも大きなことですし、決断するには勇気がいります。私もなかなか心決めることができず悩んでいたのですが、そんな私を侑馬さんは待ち続けてくれました。

そうして考えた結果、「侑馬さんのような方と一緒に働きたい」という気持ちはもちろん、KEIPEならたくさんの人の成長に携わりながら、私自身も成長できる環境があると思い、KEIPEに入社することを決意。

出会いから1年ほどかかりましたが、信じて待ち続けてくれた侑馬さんに感謝しています。

忘れられない、一言。

-KEIPEで働くなかで、印象に残っているエピソードはありますか?

私には今でも、忘れられない一言があります。

「梨沙さんには、
私たち障がいを持ってる人の気持ちなんてわからないでしょ!」

私が入社して2ヶ月ほど経った頃、障がいを持つメンバーから言われた言葉です。

そのメンバーは、脳の病気によって後天的に障がいを抱えることになった方で、 感情のコントロールが少し難しく、涙を流しながらこう言われたことがありました。

でも、実はこの言葉には続きがあります。

そのメンバーが直後に、

「梨沙さんなら、受け止めてくれると思ったから!」
「本気で言えばわかってくれると思ったから!」

と言ってくれたんです。

私は、急な出来事に頭がついていかず、何も答えることができませんでした。

そんなことを言わせてしまったことへの申し訳ない気持ちと、私を信じてくれていることへの感謝の気持ちが入り混じり、何とも言えない気持ちでいっぱいでした。

たしかに、私は障がいや病気を持っているわけではありません。その方の本当の辛さや日々感じている気持ちの本当の部分をすべて理解することはできないかもしれません。

でも、この出来事によって、「一人の人間として向き合うことならできるのではないか?」と思うことができました。

「障がいを持っているから」と、
一線引いて関わっていたのは私の方だったかもしれない

そう気づかせてもらったことで、それ以来、伝えたいことを心から伝えたり、関わることができるようになりました。

「梨沙さんなら、受け止めてくれると思ったから!」

あの時にそう言ってくれたように、これからも障がいを理解した上で一人の人としてメンバーと向き合い続けていきたいと思っています。

変わるきっかけを与えられる人になりたい

-今後の目標を教えてください。

「望月さんが関わってくれてよかった!」

そう思ってもらえるような存在になることが目標です。

世の中では、「障がいがあるから…」というだけで「普通の人と違う」という見方になることがまだまだあります。

たしかに、身体の障がいを抱えている人は、体力を使う仕事に関しては医学的リスクがあるかもしれない。知的障がいを持つ人は、理解するのに少し時間がかかるかもしれない。精神的な障がいを抱えている人は、気分が落ち込みやすいことがあるかもしれない。

でも、それも含めてその人らしさです。

人間、誰一人同じ人はいませんし、誰もが変わる可能性を持っています。

KEIPEで働くメンバーは、本当に素敵な方たちばかり。障がいの有無に関わらず、もっと“その人らしさ”に目を向けられる社会になってほしいと願います。

そのためにも、まずは私が関わることで一歩を踏み出す勇気が持てたり、新しいことへ挑戦する意欲が湧いたり、気持ちが前向きになれたり、“変化”のきっかけが与えられるような人になりたいです。

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連載「KEIPEople」では、今後もKEIPEで働く仲間たちを紹介していきます。
KEIPEをもっと詳しく知りたい方はぜひHPをご覧ください!



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