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2023年5月に売れた本ベスト10!

2023年5月に売れた本をご紹介します。
(2023年5月1日~5月31日までの売上データをもとにしています。)

第10位

■島田 真琴【著】『アート・ローの事件簿 盗品・贋作と「芸術の本質」篇』

名画・美術品をめぐる意外な裁判ドラマ!
これはアートといえるのか? 絵画の誘拐事件!? ダ・ヴィンチ「美しきフェロニエーレ」は二枚あった?
アートをめぐる裁判、犯罪、贋作事件の真相とは。

アートマーケットが盛況のいま、比例して美術品に関する裁判事件も増加している。ダ・ヴィンチ、エゴン・シーレ作品といった著名な絵画の真贋や盗品に関する事件など数々の裁判事件を紹介する。
美術品にまつわる事件の「面白さ」に加え、アートと法の世界を楽しむことのできる1冊。

↓著者の島田真琴先生による寄稿をお読みいただけます。

本書の表紙に使われているダ・ヴィンチやエゴン・シーレなど、誰もが知る著名なアーティストの作品にも、思わぬドラマが潜んでいて…?
タイトルに「アート・ロー」という文言が使われてはいますが、法律の知識なしでも十分楽しめる内容です。アートに関心のある方は『美術品取引と権利のドラマ篇』とあわせてぜひ!


第9位

■島田 真琴【著】『アート・ローの事件簿 美術品取引と権利のドラマ篇』

小説より面白い 名画・美術品の裁判!
「岩窟の聖母」の報酬裁判? メイプルソープの写真はわいせつ? ピカソ、レオナール・フジタの作品は掲載できない?
アートをめぐる取引、作家の権利はどう判断されているのか。

アートマーケットが盛況のいま、比例して美術品に関する裁判事件も増加している。アートと著作権、外国の美術館からの取り戻し、環境保全に関する事件など、特にアートとマーケットにかかわる数々の裁判事件を紹介する。
美術品にまつわる事件の「面白さ」に加え、アートと法の世界を楽しむことのできる1冊。

↓著者の島田真琴先生による寄稿をお読みいただけます。


第8位

■阿部 卓也【著】『杉浦康平と写植の時代——―光学技術と日本語のデザイン』

宇宙としてのブックデザイン
戦後日本のグラフィックデザインを牽引したデザイナー、杉浦康平。
彼は写植という新たな技術といかに向きあい、日本語のデザインといかに格闘したのか。
杉浦康平が日本語のレイアウトやブックデザインに与えた決定的な影響を明らかにする。

↓一部を試し読みできます。

↓刊行にあたって、著者の阿部卓也氏にエッセイをお寄せいただきました。

4,000円という価格と重厚なつくりにもかかわらず、発売から約1ヶ月で早くも重版が決定しました。書評にも次々と掲載され、改めて「杉浦康平」というデザイナーのもつ引力を感じています。トークイベントの開催も決定しましたので、ご興味のある方はぜひ!

↓7月2日開催予定のイベントについて、詳細はこちらから


第7位

■北條 雅一【著】『少人数学級の経済学——エビデンスに基づく教育政策へのビジョン』

因果推論に基づいた現代的分析
未来を担う子どもたちを育む学校教育。本書は経済学をベースに社会学・心理学・認知科学等からの知見を取り入れ、少人数学級がもたらす学力・非認知能力の向上、学校教員の過重労働の軽減、教員不足解消への採用方策、教員のウェルビーイング、政策のコスト・パフォーマンス分析などの論点を、エビデンスを重視して検証する。教育経済学の新地平。

現在導入が始まっている小学校での35人学級。本書はその教育的・経済的効果を実証的に分析します。果たして少人数学級に学力向上効果はあるのか…? 日本の教育が抱える問題を考えるうえで読んでおきたい一冊です。


第6位


■河野 哲也【著】『レポート・論文の書き方入門 第4版』

累計発行部数20万部を超える当社最大のベスト&ロングセラー!
「テキスト批評という練習法」の解説を充実させ、注の形式に関する説明を整理・更新、参考文献とその解題も一新したほか、著者の講義経験に基づき記述内容もアップデート。好評を博した明快な語り口調やコンパクトにまとまった構成はそのままに、より理解しやすく使いやすくなった、初心者にベストの1冊。

↓「学びのスキル」を解説する当社のロングセラー「学習実用書」について紹介しています。一部立ち読みもできますのでぜひご覧ください。


第5位

■霞 信彦【編】/原 禎嗣・神野 潔・兒玉 圭司・三田 奈穂・髙田 久実【著】『法学概論【第二版】』

日本法制史の研究者の手により書き上げられた特色ある法学入門最新版!
本書は、法の世界に興味を有する入門者への「道しるべ」となるために、また多く「法学」と称せられた学科目を学ぶための一助になれば、という意図のもとに編まれた入門書。
法律学を学び、法律を理解するためには、何をすればよいのか。法律世界への実践的アプローチまで踏み込みながら、法律学における共通認識や基礎的事項を理解する。随所に基礎的事項や法制史的なコラムを折り込みながら読者を法の世界へと誘う。

法律学の入門書として使用されているテキストです。法律学を学ぶうえで知っておきたい基礎知識や共通認識を丁寧に解説します。


第4位

■福澤 諭吉【著】/小室 正紀・西川 俊作【編】『学問のすゝめ』

コンパクト版で読む福澤諭吉の本
新字・新かなを使用した読みやすい表記、わかりやすい「語注」「解説」による編集。
日本の独立宣言「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云(い)えり」で始まる、古典的名著。日本の将来をになう者たちへ、独立の精神と修身のあり方を説いた、福澤思想のエッセンスが凝縮された一冊。

↓「コンパクト版で読む福澤諭吉の本」そのほかのラインナップはこちら


第3位

■井下 千以子【著】『思考を鍛えるレポート・論文作成法 第3版』

累計5万部超の好評レポート・論文入門書の第3版!
文献の調べ方・読み方から、フォーマットに沿ったレポート・論文の書き方までを懇切丁寧に解説。
「引用」時の注意点の追記や重要単語の索引を付し、利便性を向上。

↓一部立ち読みはこちらから


第2位

■クラウディア ゴールディン【著】/鹿田 昌美【訳】『なぜ男女の賃金に格差があるのか――女性の生き方の経済学』

「男女平等」の先進国アメリカでも、男女の間に残る格差。これは決して人ごとではない。
女性たちはどのように「家族」と「仕事」を選択してきたのか。
ウーマンリブ、「静かな革命」、リリー・レッドベター公平賃金法など、20世紀以降を振り返りながら、各職業のデータを経済分析し、女性の賃金の上昇を阻む原因を抉り出す。
アメリカのみならず世界の先進国の男女の「働き方」を見直すきっかけとなる一冊。

↓第1章の一部を試し読みできます。

「性差別」「ジェンダーバイアス」「ガラスの天井」etc… 女性のキャリアと家庭をめぐる問題には、いまも多くの課題が残されています。20 世紀初頭から現在までの女性のキャリアと家庭にまつわる豊富なデータを分析することで、どんな未来が見えてくるのか?「男女の賃金格差」というトピックに当事者として関心を持つ人はもちろん、経済学的視点からの分析に関心がある人、ジェンダー論に関心のある人に読んで頂きたいと思っています。


第1位

■佐藤 望【編著】/湯川 武・横山 千晶・近藤 明彦【著】『アカデミック・スキルズ(第3版)――大学生のための知的技法入門』

累計12万部を超える大学生向け学習指南書のベスト&ロングセラーを8年ぶりに改版。
ノートの取り方や情報の整理法など、大学生の学習の基本を押さえた構成はそのままに、第3版では最新の情報環境との付き合い方や活用法に関する内容を追加。文献表記の書式についても一新するとともに、既刊「アカデミック・スキルズ」シリーズのどの部分を参照したらよいかについても追記。

↓一部立ち読みはこちらから


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