一日一知 欲求④

ERG理論と脳科学

ERG理論は脳の特徴と一致する

「脳の三位一体論」の仮説に登場する、爬虫類脳・哺乳類脳・人間脳の特徴と一致する
爬虫類脳(反射脳):生存のための本能
哺乳類脳(情動脳):衝動的な感情
人間脳(理性脳):本来の思考

爬虫類脳

爬虫類脳(脳幹)は頭蓋骨の内側の一番下にある
「原子爬虫類脳」や「反射脳」と呼ばれる
無意識下で行う、心拍呼吸や体温調節、性行動に関係している
⇒生きるための脳
自律神経の中核である脳幹、大脳基底核・脊髄によって成田ている。交感神経や副交感神経をコントロールしている
⇒生命維持
人間の場合はパーソナルスペースというあまりにも人に近づかれ過ぎると、嫌な気分になる。「安全でいたいという心理」
防衛本能が働くから⇒自己中心的・短絡的欲求
爬虫類のコミュニケーションは、あいさつ、攻撃、侵略、求婚、求愛、服従の4つ
過去の経験則にこだわり、新しいことは嫌い

哺乳類脳(情動脳)大脳辺縁系

偏桃体、海場体、帯状体などからなる。大脳辺縁系で成り立つ。快・不快の刺激に結び付いた「喜び、愛情、怒り、恐怖、嫌悪」といった衝動性の感情をコントロールしている⇒感じるための脳
哺乳類の特徴は群れで行動する
愛情という情動は、自分と近い遺伝子の継承を高めることに役立つ。仲間と協力して子育てをする集団行動や、非力な子供の育児や、保護という、母性的な本能の源泉
群れのトップになること、優秀なリーダーに付き合うことは、種を守ることにつながる
コミュニティに属すること、その中で重要な存在に思われたいのは、哺乳類脳の関係、権威に弱い性質も同じ

人間脳(理性脳)大脳新皮質

「新哺乳類脳」「理性脳」とも呼ばれる
大脳尾新皮質の両半球は、認知能力、言語能力、学習能力、創造的思考能力、空間把握能力などをコントロールする
⇒考えるための脳
自分自身について考える、内省的能力であり、未来への思考能力である。
「目的意識を持って行動することができる」
「創造的なことがしたい」「目標達成をしたい」「成長したい」



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