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お別れnote~聖さん編~

ちは!3年漕手の横山です。
この前の10月31日、ハロウィンに、1年越しの成人式が開かれたのですが、なんということでしょう、8月中に事前予約をしないといけなかった模様です。その旨を伝えるはがきが、実家に届いていて、僕は艇庫生活を恨みました。しかし、知り合いのSNSを見る感じ、仲のいい友達は誰も成人式には参加しておらず、ホッとした次第です。今度、中高ともに、同窓会が開かれるとのことなので、それを楽しみに練習に励んでいます。

実家が千葉にあって、容易に帰れないことに起因したこの出来事ですが、この話に共感してくれそうな先輩に向けて、今回のブログは綴っていきたいと思います。

彼の名は、「西原聖」です。セイと書いて、ショウと読みます。いつもパソコンで聖さんの名前を書くときは、聖闘士って書いてから闘士を消しています。本当です。そんな彼に、今日はお別れブログを捧げるべく、今キーボードに向かっています。聖さんとは、関わる機会が他の同期や後輩と比べて、何かと多かったので、今日は思い出の場所と共に、その人柄を紐解いていこうかと思います。

其の一、お風呂
艇庫では、21:30~21:45はみんな大好き、掃除の時間です。僕は、お風呂場を担当しているのですが、カヌー部員が一人だけという圧倒的アウェーの環境の中で、何とか生き延びています。こないだは、1つ上のボート部門の先輩が、みんなにアロハシャツを買ってきたと言っていて、ふたを開けてみたら、僕の分だけありませんでした。悲しかったです。ですが、かつてはこの悲しみを共有できる、頼れるパイセンがいてくれたのです。その人物こそが、聖さんでした。引退されるまでは、二人で肩身の狭い思いをして、苦楽を共にしてきました。
聖さんは独特な感性の持ち主で、よくS根さんを言葉巧みに煽り、絶妙なワードセンスを用いて戯れていらっしゃいました。日吉に新しくできた記念館を見て、「これ、関根の中の九尾を封印するために作られたらしいよ」と言っており、この人は天才だと思いました。
それは一度置いといて、ある時、僕が浴槽を掃除していたら、いつの間にか服が濡れてしまっていたことがありました。それを聖さんに伝えると、衝撃の言葉と共に、意味の分からない内輪ノリが誕生してしまったのです。その言葉は、「本当はよこしゅんの頭を浴槽に沈めて拷問して、そのあと記憶を消してるんだよ」でした。どうやら、水攻めと記憶改竄を僕に施していたようです。それも、15分の間で複数回行っていたこともあったらしいのですが、なんせ記憶を消されているので真相は定かではないです。それ以降、ふざけて聖さんに生意気な態度を取ると、「そんなこと言ってるとまた沈めちゃうぞ~」と脅される毎日でした。西原節をたっぷり堪能できて、よかったです。

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其の二、小見川
冒頭で千葉県出身であることをカミングアウトした僕ですが、聖さんもまた同じ、千葉の民なのです。我孫子市という、本人曰く「東の鎌倉」に住んでおり(ほぼ茨城)、僕の住んでいる千葉市といつも張り合ってきたのは懐かしい思い出です。我孫子市vs.千葉市論争は頻繁に繰り広げられ、聖さんの決まり文句は「我孫子はアド街ック天国で紹介されてるから(ドヤ)」でした。これには勝てねえやと、泣き寝入りしていた日々を忘れません。
千葉県の国体予選は、小見川という辺鄙な場所で行われ、あまりにも人が少ないため、高校生のペアやフォアと並べてレースをします。前回の出場者は、インカレ1000mA決勝2位、元カヌーマラソン日本代表、僕、聖さん、そして小見川高校カヌー部のペアでした。レース当日はあまりにも川が荒れ、まさかのランニングスタート。各々、磨いてきたイージーを披露しながらレースは展開されていき、カヌーマラソンの人は沈。インカレ2位の人と高校生ペアはどんどん前へ。残された慶應カヌー部門の二人は最後の最後まで競り、なんとか3位を僕がもぎ取り終了。それ以降、TTや練習でも、聖さんと競って、負けたり勝ったりを繰り返し、まさに好敵手という感じでした。カヌー面でも強くしてくれた先輩です。余談ですが、僕も聖さんも自動車の免許を持っていないので、小見川まではマネージャーが運転してくれました。我々は、後ろで申し訳程度に談笑し、免許を取りたいという意志を全面に出しながら、後部座席を温めていました。

其の三、道?
3つ目でネタ尽きたかとお思いの皆さん。そんなところです。聖さんとの思い出は、くだらなくてブログに書くほどではないものが多いので、最後にこれで締めくくろうかと思った次第です。
皆さんは、会社であったり、学校であったり、艇庫でもいいのですが、どこかに向かって歩いているときに絶対に聞く曲はありますか?僕にも頭に浮かぶものがいくつかありますが、聖さんは我々の想像の斜め上を超えてくる回答をしてくれます。お茶目でかわいらしい笑顔の持ち主、犬を何匹も拾い、飼っている聖さんですが、彼は、スーパーインテリの要素を持ち合わせているのです。なかなかに頭が切れ、同期からの信頼も厚い男です。そんな彼が、必ず歩きながら聞く曲、それは

「EZ DO DANCE」


そうです。一時代を築いた、trfの名曲。DJ KOOの痺れるリリックと、YU-KIのハイトーンボイス、SAMのキレキレのダンスムーブが織りなす、90年代のベストヒット。この超アップテンポ曲を聴きながら、聖さん曰く、「日吉の並木道を肩で風を切りながら歩いてた」そうです。なんか、普通に面白くないですか?「three, two, one, breakdown」という始まりの歌詞を、いったいどんな顔して聞いていたのか、非常に興味が湧きます。以外にも海外のノリノリの曲を知っていたこともあり、プレイリストを共有してほしくなりますよね。

何かとご縁のあった聖さんですが、いつも相手をしてくださり、ありがとうございました。スコットランドを存分に楽しんでください。また帰ってきたら、久しぶりに会いましょう!!しょうちゃんチームの一員として、今後のご活躍をお祈りしております。

したっ。

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