見出し画像

ゼミへの道

ちは!
2年漕手の篠原悠大です!
つい先日までテストがあり精神が疲弊していましたが、今は解放感でいっぱいです。

さて、今回はどんなテーマでブログを書こうか悩みどころです。
これまで、僕のブログはカヌーや水泳のことなど、スポーツのことばかりでした。

「なんか他のことも書きたい!」

ということで、今回は勉強について書きたいと思います。文武両道!

大学で勉強といえば、そう、ゼミです。実は12月までゼミ選考がありました。

以下では、僕がゼミに入るまでを随筆風に書いてみました(普段漫画しか読まないけど)。
それではどうぞ。


序章 ゼミとは
第1章 Yゼミとの出会い
第2章 ゼミ説明会
第3章 ゼミES
第4章 ゼミ面接
第5章 合格発表


序章
「ゼミ」
それは、大学生活の重要な要素である。
私とYゼミとの出会いは、去年の夏から始まった…


第1章
8月某日、法法の先輩2人と雑談をしていた時にふと言われた。
「そういえば、ゼミどうすんの?」
ゼミ?当時の私は、名前こそ聞いたことがあるものの、その実体はまるで知らなかった。
「法法のゼミ、教えていただけませんか?」

それから先輩方は、ゼミに関する情報を下さった。これほどかというほどに。しかし、正直私にはどのゼミもおんなじに見えた。
だが、そんな私の目を奪ったゼミがあった。それがYゼミである。

目を奪ったといっても、それはただ応募人数が多いというだけの話である。しかし、人気なのはそれだけ良いゼミである証拠だ。

そこから、私はこのYゼミをロックオンした。なんだか変態みたいな言い方だが、本当にロックオンしたのである。


第2章
時が経ち、11月。ついに動き出す時がきた。そう、ゼミ説明会だ。K先輩の一言が私を奮い立たせた。
「ゼミ説は行くべき、そこで顔を覚えてもらえ!」

入ゼミとは、競争である。戦略が重要なのである。説明会は逃すわけにはいかない。

ここで、私はある作戦を立てた。説明会の後には座談会と呼ばれるゼミ員と話せる機会がある。あえて、説明会の後一旦抜け、人が減ったのを見計らって座談会に参加するのだ。そしたら、人は少ないので多くのゼミ員に対応してもらえ、顔を覚えてもらえる。そう思ったのである。

こんな簡単な作戦だったが、効果は絶大だった。友達と2人で行ったのだが、この2人のためにゼミ員3人がかりで対応して下さったのだ!しかも、そのうちの1人はK先輩の知り合い、Sさんだった。座談会の時間はとうに過ぎているのに、1時間くらい話し込んで下さった。丁寧に、真摯に。しかも最後、「受かったら一緒に飲みに行こうね!」と言って下さった。

出会ったゼミ員の方々の人柄に、本当に感動した。なんて良いゼミなんだろう。

しかもこのゼミは、私の学びたい商法を扱っていた。テーマが暗号資産やシェアリングエコノミーといった新しい分野で、とても興味が湧いた。

ゼミ員の方々の人柄の良さ、学ぶテーマに惹かれて、このゼミを志望することを決意した。

2回目の説明会では、體育會水泳部の方が対応して下さった。爽やかだった。そして、でかかった。何がでかいかって、身体だけじゃなくその懐の広さだ。そして、その方もカヌー部門のM先輩の親友だった。なんて世界は狭いんだろう!こんなことも思ったりした。


第3章
そして始まった、ゼミES。もちろん本格的なESなんて人生で初めて書く。K先輩・H先輩曰く、ゼミのESは非常に大事らしい。なぜなら、その人の第一印象が決まるからだ。よく、面接で印象が決まると言われるが、実はESから印象は既に決まるのだ。

K先輩に、SさんのLINE先を教えてもらった。Sさんには、ゼミに関してたくさん質問した。かなりの長文で返答を下さった。直接の後輩でもないのにこんなに丁寧に対応してくださるなんて!

ESは自分なりに頑張って書いたつもりだったが、K先輩、H先輩に添削してもらうと、自分の未熟さを痛感した。お忙しい中私のために添削して下さったこのお二人方には感謝しかない。

特にK先輩。なんと、僕のために夜中の12時までつきっきりで添削して下さった。本当に後輩想いの良い先輩だ。なんて私は恵まれているんだろう。

そして、本気でESを書き直した。完成版を見た先輩方は、「これ、就活のESにしてもいいくらいだよ。こんな頑張ってる人いないよ。」と言われた。それほど完成度は高かった。

(ESには1つ、面白さのスパイスを付け加えておいた。特技の欄で「ベンチプレス140kg」と書いておいたのだ。140kgは正直挙がらない。130kgがMAXだ。しかし、これがミソなのである。ウエイト未経験者からすれば、130も140も変わらないだろう。そして面接の場で言うのだ、「すいません、つい見栄を張りました」。絶対に面白いに違いない。)

仮登録の人数はなんと70人越え。法法ゼミの中でぶっちぎりだった。マジか。でも、決心した以上は頑張ろう。


第4章
そしてやってきた、ゼミ面接当日。緊張した。受験と同じくらい。田町に向かう電車内でずっと、「大丈夫、俺ならできる」と自分に言い聞かせた。

待合室に入ると、志望者が4人ほど、真剣な眼差しで面接の最終チェックをしていた。殺気立っていた。まるで戦場だ。「負けてたまるか」と、私もESの最終チェックに取りかかった。

しかしなんとまあ、面接前は緊張するものである。面接だけではない、試合も試験も。大事な時であればあるほど、人間は緊張してしまう性なのだ。

そして、私の番が呼ばれた。ノックして面接室に入る。ゼミ員7人と教授が座っていた。説明会で私に対応して下さった方々が、私にアイコンタクトをとってくれた(気がしただけである)。

「お名前と学部学科だけ最初に教えてください」

特技の欄は、完全に無視された。マジか、想定外。一気に焦ってしまった。

質問は難しかった。「つまらない授業を面白くするにはどうすれば良いですか?」、「筋トレお好きだと思いますが、嫌いな人をどう説得して筋トレさせますか?」など。

「それじゃあまるで就活じゃん」。これは、実際に就活を行なっているK先輩に後で言われたことだ。まあ、面接官であるゼミ員の方々自身、現在進行形で就活しているのだからしょうがない。

しかし、「筋トレお好きだと思いますが、嫌いな人をどう説得して筋トレさせますか?」という質問の答えで、場を沸かせることができた。意図した訳ではないが、カヌーで大事な下半身と上半身との連動を、ジェスチャーを用いて語り、それと筋トレとの関係性を語ったのだ。「そこまで聞いた訳ではありませんが。」と苦笑気味に言われてしまったが、笑ってくれた人がたくさんいたのは良かった(全員苦笑だったかも)。

そして、面接は終わった。まあ、受かるも落ちるも半々くらいだろう。


第5章
12月末の合格発表までは、本当に長かった。たったの1週間だが、私にとっては1年のように感じた。

1日に何回メールボックスを見たことか。何か受信される度に、スマホの通知を見てしまう。ずっとソワソワしていた。

そして、合格発表の瞬間。そう、それは艇庫に向かう埼京線の電車内だった。たしか、赤羽駅を出発した瞬間。満員電車の中で、私のスマホは1通のメールを受信した。

「【重要】Yゼミ入ゼミ選考結果」

通知が来た瞬間、すぐ開いた。

「篠原悠大様は【合格】となりました」

脚の力が抜けた。不覚にも、目からは溢れるものがあった。K先輩、H先輩にはすぐ報告した。

それから、艇庫で様々な人に祝福してもらえた。艇庫にいなかったK先輩とはその晩、1時間以上にわたって電話した。ああなんて幸せ者なのだろう。やっぱり、このカヌー部門は温かい。この部活に入って本当に良かった。


とまあ、僕のゼミ合格へのストーリーを語らせていただきました。楽しんでいただけたら幸いです。

後輩のみんな、ゼミがんばれ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?