KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM 「ROOOT(ルート)」 成果発表イベント 実施レポート 前編
皆さん、こんにちは!
KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM ROOOT(ルート)事務局です。
2023年10月2日(月)より、京王井の頭線「下北沢」を舞台に、個人・企業とわず地域の課題や可能性を掘り下げ、京王電鉄ともに価値創出を目指す共創パートナーを募集するプログラム、「KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM ROOOT(ルート)」がスタートしました。
キックオフと中間発表を経て、2024年6月5日(水)に実施した、ROOOTの区切りとなる成果発表イベントの様子の前編をレポートしていきます。
(採択企業5社の紹介記事はこちら)
京王電鉄・長期戦略室長より、はじめの挨拶
成果発表イベントのスタートにあたり、京王電鉄 長期戦略室長 齋藤氏より、ROOOTに至った背景や、今後の展望などについて説明いただきました。
採択企業者の成果報告
各採択企業者より実証期間での成果を京王電鉄と共同でプレゼンしていただきました。
また、プレゼン後にはコメンテーターからのコメントをいただくとともに、キックオフ・中間発表と同様に参加者に応援コメントシートを記入していただきました。
株式会社はこぶん
ROOOTでは、Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)プレーオフ2024・キラリナ京王吉祥寺・下北沢で取り組みを実施しました。
①Wリーグプレーオフ2024
来場者のホンネの声分析とファンエンゲージメント向上の活用に取り組みました。
投票率は606件、50文字以上で良いとされる自由記述欄で最大文字799%、平均79文字という結果になりました。 試合内容への声やスタッフ・運営への改善要望といった内容をいただき、定性評価での感情面からみる社会的価値を図ることによって再訪意欲・初観戦のファン化の効果測定など、数値化しづらい情緒的価値を見える化することができました。
②キラリナ京王吉祥寺
来店者の本音の声分析とテナントスタッフのニーズ分析に取り組みました。 来店者からは投票数91件、最大文字1117文字、平均133文字(6月5日時点) 、従業員からは投票数69件、最大文字410文字、平均135文字(6月5日時点)をいただき、従来では珍しいスタッフ目線の声も拾うことができました。
③下北沢
下北沢の街の本音を見える化に取り組みました。投票数40件、最大文字429文字、平均文字108文字(6月5日時点)をいただきました。
全体を通して、投票数の70%の好意的な声を拾うことができました。
今後は、他プロスポーツへの展開、他商業施設への展開、京王線沿線への展開を検討していきます。
株式会社ペーパーパレード
ROOOTでは「下北沢をアップサイクルの聖地に」と「京王電鉄を循環する紙」というテーマで取り組みました。
①下北沢をアップサイクルの聖地に
街路灯フラッグ(広告)アップサイクルとして広告を循環させることを実施しました。
広告掲載が2週間なのに対して、素材寿命10年である「使えるのに捨てられる」現状を踏まえて、広告の知的財産権の解決としてシークレット地紋を施し、知財を隠して社会に広げる手段として活用しました。
PoCを通じて見えてきた課題として、現状全ての素材がアップサイクルに適しているわけではないので、街灯フラッグに新しい付加価値をつけて街に利益還元していくためのルールや仕組みの構築の必要性を感じました。
②京王電鉄を循環する紙
古紙再生ではなく、特定範囲の紙を回収して再生することで環境配慮&街や企業の誇りを繋いでいく循環の仕組みを考えました。
結果として、1.8tの紙を回収・循環・再生することができ、古紙再生の一歩先を京王電鉄の皆さんと提案できました。
残り3社のレポートは後編に続きます!
ぜひ後編のレポートもご覧ください!
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