KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM 「ROOOT（ルート）」 キックオフ実施レポート

皆さん、こんにちは！
KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM ROOOT(ルート)事務局です。

京王井の頭線「下北沢」を舞台に、個人・企業とわず地域の課題や可能性を掘り下げ、京王電鉄ともに価値創出を目指す共創パートナーを募集するプログラム、「KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM ROOOT(ルート)」がスタートしました。
昨年12月に決定した採択企業5社、下北沢の地域の方々をお招きして本プログラムのキックオフを1月19日(金)に実施しました。早速レポートしていきます!
（採択企業5社の紹介記事はこちら）

京王電鉄の下北沢での取り組み

はじめに、改めて京王電鉄の下北沢での取り組みの軌跡をお話いたしました。2016年〜2019年まで運営していた下北沢ケージ、そして2022年に開業したミカン下北、SYCLbyKEIO。ハードの場を起点にさまざまなプレイヤーが集うきっかけをつくった「下北妄想会議」が、誰かの"やってみたい"を0.5歩前に進める実験応援プログラム「studioYET」。そして今回のエリアオープンイノベーションプログラムROOOTに至った経緯。京王電鉄が近年力を入れて進めてきているオープンイノベーションの背景やROOOTへの想い、下北沢での位置付けついて説明しました。

共創プロジェクトのススメ方

次に、事務局より今後のPoC期間をより有意義なものにしていくために、採択企業とパートナー企業である京王電鉄との立場や役割の違い、それらの背景があるからこそ成り立つイノベーションのあり方について、プロジェクトが本格的に始動するタイミングでお話をさせていただきました。
ROOOTを通じて、京王電鉄にとっての「事業革新の機会」に、採択企業社にとっては「事業成長の機会」になるように、京王の持つアセットと信頼と採択企業社のアイデアと開発力の掛け合わせでプロジェクトを進めていく目線を合わせました。

採択企業社によるキックオフプレゼン

そして各採択企業社の皆さんにプレゼンを行っていただきました！

stadiums株式会社

テーマ：下北沢と「健康」
stadiumsは「ひとりの人を健康でより良くする」をミッションに「習慣化する運動をデザイン」をビジョンに掲げています。ROOOTでは昼間人口の少ない下北沢で、ワーカーやワーカーやシニア層の来街を呼び起こす施策として、ウェルネスバイラルプログラムという誰かと一緒にパーソナルトレーニングの展開を考えています。

株式会社はこぶん

テーマ：下北沢と「暮らす」
はこぶんの代表、森木田さんはSYCLの会員でもあり、下北妄想会議とstudioYETにも参加しており、本プログラムに臨んでいます。
株式会社はこぶんは、顧客心理を見える化するコミュニケーションツール「ホンネPOST」を運用しています。
ROOOTでは、下北沢や沿線に関わる人の生の声の見える化・感情分析を通じて魅力やリアルな課題の把握し、気軽なアフターコミュニケーション接点を構築しながら、継続して地域の活性化や沿線での体験価値向上にホンネPOSTを活用したいと考えています。

株式会社FASHIONX

テーマ：下北沢と「環境」
株式会社FASHIONXは「衣服に"捨てる"以外の選択肢を」をテーマに、古着回収ボックスの設置、服飾学校やリメイククリエイターへの活動の場の提供、リユース機会の促進、古着の資源として再利用化を行っています。
ROOOTでは、下北沢を古着回収の起点に街へ来る新たな理由を創出し資源循環のモデルケースを作ることや、古着を主とした販促イベントを開催駅や商業施設利用者がアップサイクルに触れる機会の創出をしたいと考えています。

株式会社ペーパーパレード

テーマ：下北沢と「環境」
株式会社ペーパーパレードは、紙・印刷・素材の価値観を変えるようなデザインの提案を行っており、循環型プロジェクトとしてopenmaterialを行っています。
ROOOTでは、下北沢の商店街フラッグや屋外広告を活用して下北沢をアップサイクルの聖地にすることや、役割を終えた広告や冊子などの紙を回収、紙に戻して再び活用する「循環する紙」として紙メディアの再生と循環を行いたいと考えています。

freee株式会社

テーマ：下北沢と「働く」
freee株式会社は「スモールビジネスを世界の世界の主役に」をミッションに、統合型経営プラットフォームを運用しています。
ROOOTでは、融資枠組みビジネスローンを下北沢で展開したり、経営に関するイベントを下北沢で展開したいと考えています。

最後は交流会へ

プレゼンテーション終了後は、交流会を開催しました。
今回のキックオフでは各採択企業の皆さんのプレゼンテーションに対して、応援コメントシートを記入していただきました。会場に展示された応援コメントシートを囲みながら、採択企業の皆さんと関係者一同での対話が大変盛り上がりました。

これからROOOTは3月下旬に中間発表、6月初旬に最終発表・デモデイを開催予定です。

今後もこちらの公式noteにて、ROOOTの展開を発信してまいりますので、ぜひチェック&フォローいただけると嬉しいです！