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夜行バス前にうどんでも

おはようございます。
週始まりの月曜日。

なんてお天気なんでしょう。
風が強いは足元の寒さで起きてしまうは、相変わらず冷え性と北関東(ちょっと寒い地域)の相性は合わず。

大変な毎日を送っております(いまだにヒートテック)。


今日の食日記

夜行バスに乗ることは出来るだけ避けたいのだが、値段には勝てない!と我慢するしかない時期はまだ続いていくのだろうと(まだ24歳、お金はないしでも旅に出たいし。しょうがないよな、うん。一晩の辛抱だし)。

昔はディズニーに行くのは決まって夜行バスだったし、学生時代に東京から青森まで夜行バスに乗ったことだってあった(驚くことに東北の端まで一晩でつけるようだ。もうどこまでも夜行バスを駆使するしかないようだ)。

先日金沢に行くことがあって、新幹線でよかったのだが、どうしても8:00には金沢に着いていたかった(今回はお金というよりもモーニングを食べられるか否かの問題。やっぱり食は何にも勝るのだなぁと実感した。現地のモーニングから全てを味わいたい)。

仕事終わりだったが、東京の街に繰り出し気合の乗車を誓った。

そんな時、お腹が減った午後20:00。まだ乗車まで時間はあるし、かといって寝るだけなんだから食べすぎたくはない(翌朝も美味しいモーニングが待っているのだから)。すると思いついた「今日はうどんだ」と(もう確信だった)。

昔から病気をしてはうどん。
母曰く消化が良いから、だそうだ。

確かにすぐにお腹が空くイメージ。
普段はコスパが!なんて思う自分もいるだろうが、今は「美味い!!」→すっきしたお腹で寝たいのだ。

新宿発の夜行バス、とりあえず着いて検索をかける。
あるじゃないか、美味しそうなうどんの店が。

小雨の中、食欲を満たすために目をぎらつかせ、ただただ真っ直ぐにそのお店に向かった(まるでヒョウのように)。



今日のお店

小雨で少し寒かった僕には、ただ明るいだけのその看板が心に灯ったような気がしてとてもホッとしたのだ。

小道にしっぽりと経営されているお店。街の灯台のように明るく照らし、店前には客の列ができていた(みんなこの温もりに集まってくるのだ。癒してー)。

まさか並んでいるとは思わなかったから、少し待つことに。

しっかりとしたメニューは英語も綴ってあって、人気店の風格を並びながらひしひしと感じる。
また同じくらいこの後待っているうどんが楽しみでならず、空腹が嬉しくてたまらない(これこそ並ぶことの美学だ)。

さっきまでの温もりも、うどんと、どん!と現れて。

なんだろう、新しさの中にしっかりと和を感じるうどんなのが、親しみがある。

久々のひとりでの夕飯には寂しさもあったり。
なんだか、入り口のほのかな明るさや温もり、人々の賑わいが疲れた体に癒しとなっているのがわかって、じわじわと心から身体中にあたたかさが浸透しているのがわかった(まだうどんも食べていないのに。この始まりから全てが食体験なのだといつも感じる)。

そんなこんなで、並ぶこと10分くらいですぐに案内された(1人カウンター席はいつもそうなのだ。ありがたいといえばありがたい)。


こじんまりとしてるのだが、きちんと束の間の和食屋さんになっていて唸った。板前さんでも出てきてくれそうな、そんな香りがする。


メニューはというと、さっきまでの外で待っていたあの瞬間に、サクッと注文させて頂いた。

見事に着席5分でお待ちかね、うどんが姿を表した。

それこそ板前さんとの距離感で、熱々の湯気を放ちながらきた。

これぞ新感覚と言おうか、これまで知っているうどんの概念を軽々と覆し、新たなフェーズへと連れて行ってくれた。
温泉卵 明太子 バター ペッパー 醤油。


釜玉、ツヤっともちっと

すんなりと納得できるような聞き馴染みは無かったのだが、見るからに大丈夫だから、疑う余地もなくほかほかに混ぜこんだ。

湯気はいつまでも立ち上り、ますますバターの香りが生きてくる。
ペッパーの香りと醤油のコクがずるずると温泉卵を絡ませながら入ってくる。
明太子の味わいにバターのコクがグワっと力強く。ごくごくと食べる最高にコクのあるのどごしうどんだ。

気を抜けば飲むようにずるずると一瞬でなくなってしまう一体感に度肝を抜かれた。
これは美味い。
自制心を働かせながらなんとかゆったり味わい少しずつ頂いたちょうど無くなった。

その晩は夜行バスに乗り込んだ。
ふとするとお腹はなんだか軽くって。
変わり種だからってやっぱりうどんだったんだ。そんな安心感を抱いた時には、もう眠りについていた。

夜行バスはコンディションが命。うどんという選択肢、いかがだろうか。


美味しいひとときに、ごちそうさまでした。
では、また次回。




今日のお店:うどん慎(東京都渋谷区代々木2丁目20−16相馬ビル1F)



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