見出し画像

ナコンパトンの巨大パゴダとサナムチャンドラ宮殿を見に列車で半日日帰り旅行

相方のアイデアでナコンパトン散策をすることにしました。ナコンパトン県は車でカフェホッピングしか経験がなくて、巨大パゴダのある街はいつも素通りでした。

MEKAR Cafe & Bistro

今回は列車で訪問してみました。MRT Bang Khun Non駅近にあるMEKARにて列車待ちです。

このカフェから歩いて1分のところにナコンパトン行きの列車が停まります。

30分ほど休憩。コーヒーを飲み終え慌てて駅に向かいます。

Jaran Sanitwong駅

この駅はホームレスが多く、目が合うとお金をくださいと絡まれます。ホームレスとは目をあわないようにして距離を置いて列車が来るのを待ちます。

券売機はないので切符は列車に乗って車掌さんから購入します。

ナコンパトン駅

50分くらいでナコンパトン駅に着きます。インスタ用の写真を加工していたら、あっという間でした。駅前からパゴダが見えます。車で旅行しているのと景色が全く違います。

ข้าวหมูแดง

まずは駅前で混んでいるお店に入ってみました。80年の老舗レストランのようです。

味は可もなく不可もなく普通でした。

Talat Bon Market Nakhon Pathom

食後は100年の歴史のある市場を散策です。パゴダに向かって右は生鮮、左は洋服などが販売されています。王室所有の市場です。

元々はラマ6世が小バンコクを作りたくて街を設計していたようですが、途中でお亡くなりになり計画は頓挫。

パゴダの前には市場があり、その背後にはタイの国鉄があり、住んでいる人には利便性が良さそうだなと思いました。

เสน่ห์จันทน์

宮殿は16時にオープンするようだったので先にカフェに立ち寄りました。カフェに入るとお坊さんの集団がくつろいでいました。昨日に続き2回目です。暑いので涼みに来ているのかもしれません。

古い邸宅を改築したカフェです。内装は少々タイのおばさま向けのデザインです。

カフェのメニューはラマ6世が書いた文章や詩に基づいて作成したようです。頼んだローズの香りのするサイダーに付いてくるドライアイスの演出はドラマチックで凄かったのですが味には全く関係がありませんでした。

ポメローのデザートは乾燥エビなどがふりかけられていて表現しずらい複雑な味付けでしたが慣れるとかなり美味でした。このカフェから宮殿までは歩いて20分です。

ร้านสะพานโยง จ.ศ. ๑๒๗

宮殿の真裏にあったライスフィールドのあるカフェです。この近くに宮殿への入り口があるのですが、開いていませんでした。

サナムチャンドラ宮殿(Sanam Chandra Palace)

宮殿への入り口はパゴダが見える方にあります。敷地に入ると広大です。ナコンパトン人が運動したりウォーキングに利用したりする憩いの場のようです。

しばらく歩くとメインの宮殿が見えてきます。炎天下の中でマスクをしながら歩くのは辛いです。

ラマ6世が寵愛していた犬です。この犬は誰かに射殺されてしまったらしく結局犯人がわからなかったそうです。大事にしていた犬だったので銅像を作って設置したそうです。

宮殿のデザインはフランスからコピー。まだ中には入れませんでした。昔はこの渡り廊下のような橋を歩いて向こう側に行けたようです。

ラマ6世のスタッフは男性が多くボーイスカウトの制度はこの宮殿からはじまったようです。

宮殿をひと通り見て外に出ると真正面にパゴダが見えます。

通りの名前もバンコクと同じでした。そしてこの通り沿いにはハイソな建物がたくさんあってびっくりしました。ラマ6世に近しい人々が住んでいるものと思われます。

Phra Pathom Ched

ラマ6世は街の中心にパゴダを置いて人民を治めようと試みていたようです。実際に隈なく歩いて詳細がわかってくると面白い街だなと思えました。

パゴダの正面に設置されているこの仏陀はシーサッチャライからバラバラの状態で持ち運ばれて修復されて設置されたようです。

こちらはドヴァラヴァティ時代の古い仏陀です。
以前はこの巨大パゴダにはあまり興味がわかなかったのですが、歴史の背景を知ってから好きになりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?