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しなの鉄道に乗り美味いものを食べる

北陸新幹線の開業に伴い、JR東日本から1997年に「しなの鉄道線」、2015年に「北しなの線」が経営分離され第三セクター在来線を経営しています。

JR東日本から経営移管された区間は旧信越本線の軽井沢駅 - 篠ノ井駅間。
この区間を旧国鉄時代の車両115系が走る姿は、国鉄時代を全く知らなくても哀愁を感じてしまいます。


1963年に東北本線、高崎線に投入され1,900両も製造された115系ですが、現役は僅かに278両となり全体の14%になっています。
そんな115系を東日本地区で見られるのはしなの鉄道のみです。
JR東日本の新潟エリアに僅かに残る115系も全車廃車となりました。
JR東日本としては唯一高崎線に在籍していたクモハ115の1030編成が保管されるのみとなりました。

そんな昭和の国鉄車両が走る「しなの鉄道」へは定期的に乗り鉄しています。


でも、今回は新型車両であるSR-1に乗って、「しなの鉄道」の全線を乗って来ました。軽井沢から出ている「快速軽井沢リゾート1号」に乗車して長野駅まで向かいます。
終点は妙高高原ですが、今回はしなの線で、北しなの線は次の楽しみに取っておきます。
「軽井沢リゾート」に乗車するために、東京から軽井沢まで新幹線を使います。
千葉の田舎からでも朝の9時には軽井沢に到着するのでとても便利です。
但し、北陸新幹線は扉の幅が狭く車椅子は本当にギリギリ。
乗り込むのに苦労します。
やはり700系に比べると少し狭いようです。


今回乗車するSR-1ですが、軽量ステンレス車両「sustina S23シリーズ」で、房総で走っているE131系にとても似ています。JR東日本のE129系と同じなのでどうやら兄弟車のようです。

車両デザインについてはHPより引用させて頂きました。
青を基調としたデザインは、信州の「爽やかな風」「沿線の豊かな風景」を表現しています。また、ロイヤルブルーとシャンパンゴールドは、旅の上質感と高級感を演出し、緑と水色のラインは、沿線の「山並み」と「清流」を表現しています。


内装も見た目も爽やかでいいと思います。も赤を基調として、ひとクラス上の上品さがあります。
「軽井沢リゾート」にはテーブル席もあり今回予約出来た席です。
テーブルがかなり大きく、食事やパソコンなど十分使える広さがあります。


印象としてはとても清潔で窓も大きく車内が明るくて、信州の山並みが迫る様に見えて好印象でした。新型なので115系に比べれば揺れが少なく、走行音がとても静かな印象です。
車椅子でも乗降もとても楽で、かなり快適に乗ることが出来ました。
新型車両もなかなかです。


でも、次回は115系に乗っておきたいですね。
今後もSR-1の増車が計画されていますので、いずれ老巧している115系は置き換えられる運命です。

まだすぐではないでしょうが、その前に「ろくもん」や「晴星」にも乗っておかないと。「しなの鉄道」は西の「ことでん」と並んで私が一押しの鉄道会社です。


旅の楽しみは鉄分補給だけでなく旅先での食事もあります。
今回は信州ということで、名物の馬刺しがたっぷり入った「馬刺し丼」を食べました。




ここは長野駅内にある明治屋さん。


名物はデカ盛りの「カツ丼」ですが、こちらも甘いコクのあるソースが絶品のようです。




珍しいものとしてジビエ料理のシカ肉のカツ、また信州は蕎麦の美味しいところ。
旅先で食べる食事はまた格別に美味しいですからね。
これも旅の醍醐味です。

長野まで来たついでに「長野電鉄」も見て来ました。
懐かしい初代成田エキスプレス253系のNEXを見て来ました。




本当は湯けむりロマンス号目当てだったのですが、残念ですが懐かしい千葉を走った車両が見られて別の意味で満足でした。


旅は計画通りに行かなかったりしても、またそれはトラブルを楽しむことで旅は楽しくなります。

「結果よければすべて良し」

ではありますが、今回の旅でも大なり小なりありました。
それが、この115系の廃車部品を手に入れたことです。




トラブルがなければ手に入ることが出来なかったわけで、それはそれで旅の楽しい思い出となりました。
ただ、東京駅のエレベーターのほとんどが、車椅子が居ても優先どころか割り込まれたのには困りましたね。もちろん、注意をしましたがマナーの悪さは都会に来れば来るほどひどくなるのが困りものです。

さて、次はどのローカル鉄道に乗りましょうか。

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