「月の満ち欠け」から淘汰を憂う
私は何を隠そう、いや隠してないけど、圭くん大好き人間。
だからこの「月の満ち欠け」も、大泉洋さんでもめめでも架純ちゃんでもなく、出番は少ないながらもザックリと心奥深くに爪痕を残す圭くん目当に観に行ったの。本当に被害届出すくらいの爪痕受けてきたわー!助演男優賞もらえるでしょ、ってくらい。
だって、タナカー以外にも怖いと響いてるんだもの!誇らしくなったわ!!
そうなのよ、うちの圭、カッコいいだけでも可愛いだけでもなくて、ああいうのもいけるのよ!
で、そんな中、舞台に出てくる高田馬場。
うわーー、赤いBIGBOX!!懐かしいーーー!!
ってなったよね。
1回も入ったことないけど。
昔は駅から見て道路を挟んだビルの2階にカフェとまでは行かない喫茶店があって、そこでケーキ食べるのが夢だったママ。
何度も馬場で見かける度にあそこで食べてみたいと言ってた。
早稲田だから馬場には通ってたけど行ったことはなかったんだって。
で、いざ行ってみたら期待が大きすぎて、あれ?ふつーだね、ってなったりして。ぷぷ。
そんな懐かしい馬場が舞台のひとつとして出てきて、おセンチになったわー。
おセンチ、もう言わない?いや、私も久々思い出したけどーー!
言葉の淘汰!!!
言葉も生き物だから生まれては消えていくよね。特にJKちゃんが生み出す言葉は回転が速い!!今逆にお気に入りが、激おこプンプン丸!
もう使わないから逆に使いたくなる。
しかもこれ、14?、12?段階あったのね!
使い分けられてたのかなぁ?
もとい。
映画には他にもカセットテープがでてきた!!
今でも演歌の方のはカセットテープが売られているらしいけど、私が買うのは専らCD。
なのになのに、もう1人の推しのßźも今回特典がカセットテープ。
え?!
って思ったよね。
そしてこの前壊れたコンポ。カセットも聴けたのに聴き忘れた…
デジタルにもできるらしいけど、機械音痴は後回しにしてる。
でももうCDもあやしいよねー。配信の時代になっちゃうのかなぁ?ジャケットと歌詞カードがあってこそ、なんだけどなぁ…。
そんなカセットテープがこの映画には出てくる。
しかも、圭くんが生きる役の小物として。
映画の公開記念として、あの油絵を含む実際使われたものが馬場の芳林堂書店で展示されてて見てきた。
わーーー!!!正木が使ってたやつーー!!触りたいーー!!!
という気持ちを抑えて、平然とした顔で撮ってきたわ!ってか誰もいなかった!!
カセットテープといえば、昔は録音する時はカセットテープだったなー。そんな時に限って最後の方で家族の誰かが話しかけてきたりして。えーーー?!今録ってたのにーー!!って何度泣かされたことか!!
展示物に話を戻そっ!
カセットテープのその隣にはウォークマン。
な、懐かしい!!!!
あったよねー、MD。
今も家には編集したMDあるんだよね。
聴く機器はないけど。
その後はiPodが出たよね。この前ゴムカバーがベッタベタになっててびっくりした!それだけの年月経ってるんだね。
カセットテープ、MD、CD、配信、サブスク。
ビデオテープ、DVD、ブルーレイ、配信。
紙の本からデジタルへ。
どんどん媒体が淘汰されていく。
ビデオが出た時も迷ったよ。
VHS買うべきかベータなのか。
結局前者が生き残ったけど、今では死滅してるよね。
本当にここ数十年で淘汰されてきたな。
進化なのかな。でもそのお陰で観られなくなったものもあるんだよね。
どーすんのよ。
私ビデオに笑う犬とかやるやらとかシティーハンターとかßźとかミスチルとかスピッツが入ってるのよーー!!!(チョイスの癖が強いんじゃ)
焼いてくれるとこあるけどね。
そこまでお金かけるものか、なのよね。
でも捨てる勇気もなくて。
そういえば遊具も変わってしまった。
私の母校の小学校は崖があってそこには、遊んだら最後、下におりるまで途中ではおりることができない雲梯があって。
勇気出してやったなー。
違う場所にあった高鉄棒も。
それが全部なくなってた。
大好きだった長ーーい滑り台も。
これで何を遊ぶんだ?楽しいか?ってくらいなくなってた。
淘汰淘汰の世界になってしまったな。
唯一淘汰されないもの。
それは生身の友達やタナカーさんと会うこと。
どんなに時代が進んでも、LINE動画やzoomで話しても、やっぱり生身で話す楽しさが勝ってしまう。
もちろんこの流行病の時代。
半ナマでも動画で話せるのは嬉しいけどね。
実際会えないタナカーさんと22:00から2:00まで喋って楽しかったし!!
だから「月の満ち欠け」で、瑠璃が三角くんに会いたかったっていう気持ちは分かる。
ただし、誰にも迷惑かけずに会うならね、という条件付きで。
今回は映画から派生した連想ゲームのようなお話になってしまった。
この映画にはそんな郷愁に誘われたんだもの。
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