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こけしのような眼差し

sound cloud

画面に映る思い出たち
今宵は時の流れを
忘れよう夜更けすぎまで深く
あの日の続きをさ

空白の隙間穴埋めさえも
必要のない懐かしい声たち
響く匂うあの部屋に
帰ってきたような

このままいつまでも浸っていたい
心地よい湯船のように
背もたれに埋めるカラダ重く
ふと目があった僕は
まるでこけしのような眼差し
あの日の君を思い出してる

画面ではしゃぐ思い出たち
今宵はあの日に戻って
呑まれよう明け方近くまで
あの日の続きをさ

責任背負ったふうに装って
カッコつけて見せても
酸いも甘いも知っている
間柄なら

このままずっと繋がっていたい
吐き出す煙心地良く
ふすまに寄りかかるアタマ鈍く
ふと目が霞むその姿
まるでこけしのような眼差し
あの日の君に会いたい

今を生きるあの頃の君
明日を担う今の僕たち
どこへ向かうべきなのかを
確かめるためにまた会う日まで

このままいつまでも浸っていたい
心地よい湯船のように
背もたれに埋めるカラダ重く
それでも僅かな力振り絞り

折れずに突き進めと願う
こけしのような眼差し



2023.03.11
他のにはつけてるのに解説なしだったから、ちょっと追記。

コロナが蔓延し出した頃、ニューノーマルだとか言われ始めて、かつての同級生たちで連絡を取り合ったのさ。

久々に飲もう!ということで、トレンドになり始めてた、オンライン飲みを敢行。

画面越しに久々に顔を合わせた時に、なんか一曲作るか!
みたいな流れになったんだよなぁ。

その時会話で盛り上がった、友達の映る姿がこけしのような表情というくだりから、連想しています。笑

思い出を振り返りつつ、随分と前に進んできたんだな、という、なんか、いつのまにか大人っぽいことやってる自分との対比を表現してみた、という。

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