見出し画像

神は細部に宿る。雑さは意外と見られてる。

数年前、一緒に取材に行ったある編集者は裏紙に印刷した資料を持参し、取材対象者(お客様)に見せていました。
正直、「うわあ……。これは失礼でしょ」と思いました。
 
裏紙は、要はゴミ。
ゴミに印刷された資料を目の前に出されたら、私は嫌です。

 
もともと人前で裏紙は使っていませんでしたが、オンライン取材で相手が目の前にいなくても使用するをやめようと決めました。
 
オンライン取材なら裏紙を使っても見えないかもしれません。
でもそうした何気ない雑さは、態度や雰囲気に滲み出て相手に伝わってしまうのではないでしょうか。
 
その編集者も、悪気があって裏紙を使ったわけではないと思います。
いつもの習慣で裏紙に印刷したのでしょう。
 
でも「なんとなく」「無意識」でやっていることが、相手に不信感を与えているかもしれません。
むしろ無意識だから気づけずに、知らぬ間に悪印象を与えている可能性が大です。
私も絶対に何かやらかしています。
 
だからこそ、意識できることは、気づいたことはその都度直すようにしています。
オンライン取材で裏紙を使わないのもそのひとつ。
その他にも色々心がけています。
 

  • 靴と鞄は前日に磨く

  • 取材前に爪をきれいに保つ

  • オンライン取材でも服装はきっちり。下半身はパジャマ、みたいなことはしない。

  • 取材時の服と時計は上質なものを

  • 筆記用具は貧乏くさくないものを

  • 仕事で使用した書類は必ずシュレッダー

  • メールは翌営業日までに返信

筆記用具は1本2000円~3000円位のものを愛用していて、特にこだわっているわけではありません。
でも「さすがライターはいいペン使っていますね」と何度か言われたことがあり、意外と見られているんだとドキッとしました。
100円均一のペンを使っていなくてよかったです。

私は突出した技術や才能があるわけではないので、せめてマイナスポイントをなるべく作らずに生き延びるようにしています。



この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?