見出し画像

子育て、期間限定と思えば怖くない(笑)

「怖くない」っていうのは語弊を招く
言い方になってしまうが

子育てをしていると
しんどくなることが何度もある。

なんでしんどくなるんだろう?

それはいつまでも子育てが続くような
気持ちになっているからだ。

子育てじゃなくても
終わりが見えない時って
誰でもしんどくなる。

いつまでこの苦しみは
続くんだろう~と。

うちの子は高校球児だった。

高校の野球部の練習って
死にたくなるほど辛い。
(と息子が言っていた)

そばで見ていても
しんどそうな時期が何度もあった。

何度も
「辞めたい・・・」と思うのだが
高校野球には必ず終わりがある。

引退したら!

引退したら!

引退したら!!と気持ちをなんとか
保ちながら、練習をしていたようだ。

でも、引退したら
なんだかぽっかり穴があいたみたいな
感じなるのだよ。

あんなにやめたいと思っていたのに。

子育ても同じだなって思う。

わたしは息子たちの野球のお世話が
超絶大変だった。

中3、高3の2人同時の期間は、
忙しすぎて本当にしんどくて
なんどもお母さんの役割を
引退したくなった。

だって、朝早いでしょ。
ご飯はたくさん炊かなきゃいけないでしょ。
弁当作るでしょ。
朝練に間に合う電車がないから
学校まで送るでしょ。
迎え行くでしょ。
帰りの帰宅は夜9時すぎるでしょ。
そこから夕飯で息子は疲れ果てて
お風呂で寝るでしょ。
起こすと機嫌悪いでしょ。

わたしは次の朝の準備をして寝ないと
大変なことになるから洗濯したり
米研いだり、洗い物したり。
気づくと夜の11時を回っていて、
12時近くにやっと寝れて、朝5時に起きる。
怪我しましたとかで
通院も重なることも度々で。
それを2人分やっていた。
それもフルタイムの仕事しながら、
ほぼワンオペで。

死ぬわ!!!!

いやいや、高校球児のお母さん方、
本当におつかれさまです。

それでも、なんとかやり切れたのは
終わりがあることに気づいたから。

そう考えると、
子どもと関われる期間って
長いようで短い。

うちは今も息子と暮らしているけど
大学進学で県外の大学に行く子は
18歳で家を出て
そのまま県外で就職してしまうことも
多いと思う。

高校生や中学生のお子さんの
お母さんがしんどいと言っていると
「お母さん、18歳まであと何年か
数えてみてください」と伝えることがあった。

例えば、15歳の息子だったら
あと3年しかない。

そうやって期間限定に気づくと
なんだか頑張れそうって思える
不思議さよ。

じゃあ、幼児にはこの話は
合わないですねってことではない。

幼児期って目まぐるしく成長する時期なので
2歳の我が子のかわいさはその時に
味わわないと二度と体験することができない
のですよー!

赤ちゃんが生まれてから1年って
振り返ると
あっと言う間じゃないかったですか?
早い子は歩いてますよね。
ねんねの赤ちゃんだったのに・・・

でも~、期間限定がわかっていても
今が辛いんです!!という方もいる。

それもすごくよくわかる。
今のつらさをなんとかしたいよね。
今つらいんだもんね。
うん、うん。

そんな辛さを抱えているひとは
子どものドラマを
自分のドラマだと思っている
かもしれない。

親だから我が子の痛みを自分の痛み
のように感じてしまうのは
自然なことでもあるのだけれど

ここを一緒にしてしまうと
つらさを解消するのは難しい。

だって、子どもと親の課題が
違うからだ。

そして、子どもが乗り越える課題を
親が代わってあげることは
できない。

これをアドラー心理学では
課題分離と言っている。

子どもに起きていることは
本当につらいことなのだが

自分と子どもをわけて見た時、

子どもは子どもで必死に頑張って
いることがわかると思う。

じゃあ、親にできることは
なんだろう?

そんな視点を持てると
親と子どもの課題を分けることが
できると思う。


ちょっと話が逸れてしまったが

子育てがしんどいなと感じた時に
ぜひ、期間限定であることを
想い出してほしいなと思う。

これは実践者として
かなり有効だったので
本当におススメです(^^♪





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?