子どもが学校の話をしてくれません!

子どもが家で学校の話をしてくれないこと相談を受けることがある。

そういうお母さんの傾向として、我が子のことを何でも知っておきたいという傾向がある。

きっと、なんでも知っていた方が安心なんだと思うが、なんでも知ってしまうと、実は不安を招くことも多い。不安症のお母さんほど、知らないことが多い方がよいとも言える。

子どもが学校のことをよく教えてくれるようになるには、普段からの親との信頼関係が大切だ。

簡単に言えば、普段からお母さんが子どもの話を否定なく、「そうだね、そうだね」「あなたはそう思っているんだね」と聴いてあげることが大切。

そして、聴くだけでなく、適度な質問も大事だ。お母さんが投げかける質問によって、子どもは自分で考え、自分の答えを見つけることができる。

子どもの話を遮らないこと。
「でもさ、お母さんはそれ違うと思う」とか、「そうじゃなくて、こうしたらいいじゃん」とか、それは要らない。それを言われると、話している方が「あ、お母さんはわかってくれないんだ。」と思い、「もう話さなくてもいいや」となる。

だから、お母さんからアドバイスをしたいのであれば、子どもの話が終わってからが前提。
子どもの方から「お母さん、どうしたらいい?」と聞かれるまで待つのがベストだが聞かれないことも多いので、聞き終わるまで待つのがいちばんよいだろう。その時も上から目線にならないように、「お母さんはこう思うのだけど、あなたはどう思う?」と聞いてあげる。
大事なポイントはお母さんのの意見を伝えたら「あなたはどう思う?」と聞いてあげることで、相手は尊重されていると受け取ることができる。

その積み重ねで、子どもは親を信頼して話をしてくれるようになる。
文章にするとめんどくさいが、慣れてしまうと簡単できる。


子どもが親に話をしてくれない理由は他にもある。
持って生まれた性格から積極的に話をしない子もいる。また、思春期になったら親に秘密ごとがあるのが普通なので、だんだんと子どもは親に話してもいい内容を選んで教えてくれるようになる。そして、大事な相談事は友達や信頼できる親以外の大人に相談をするようになる。

ただ、子どもが小さいうちはお母さんにつらい気持ちを話をすることができたなら、お母さんは子どもにとって安全基地になり、パワーをもらえる源になるだろう。

だが、しかし!
なんでも話をされるのは実は親にとっては大パニックになることがある!!
子どもから見た、子どもが感じた真実を聞かせられることで、心配なあり、つらさを感じてしまうお母さんは多い。

「私、エンパス体質で子どもの悩みを全部自分ごとにもらってしまいます」と言っているお母さんがいたが、エンパスじゃなくても、我が子の悩みを聞くのは親にとっては辛さの極み。

だから、あ~私は今我が子の悩みをもらってしまったんだな~と自分に起きていることを客観視することが、子どもの悩みと一体化しなくていい方法になる。

子どもの悩みと一体化している自分に気づけることが、抜け出す第一歩になるだろう。



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