リハビリテーション=評価

リハビリテーション:WHOによる定義引用
・リハビリテーションは、能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。
・リハビリテーションは障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障害者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。


リハビリテーションと聞くと手段や訓練などが注目されやすいが、私は評価こそが大切だと感じる。

もちろん、手技や治療スキルを磨くことも大切。
けれど、学んだスキルをどう活かすか、一人一人に合わせた手技をどう選ぶかは評価にかかっている。

この評価は身体機能面の評価だけではなく、心理面、コミュニケーション方法、過去の身体状況、家族状況なども含めて評価をする。

適切な評価ができていないと適切な治療プログラムを立てられない。
けれども勉強会やセミナーとなると、治療手技にフォーカスしたものが多い。


そのため、せっかく勉強会で学んでも職場に戻ったらどのように適用していいのかわからず、結局違う勉強会へ参加する。

なんてことはないでしょうか?


例えば、美容院に行って、髪を切る前にきちんとカウンセリングしてくれる人と、ほとんど説明がないまま切り始める人では信頼度が変わってくるはず。


これはどんな仕事にも当てはまるけれど、リハビリテーションという人生に関わる仕事であれば尚更、重視するべき点だと思う。


ピラティスはエクササイズを提供するから、運動療法、治療と考えている方も多いけれど、実際はエクササイズを通して評価を行うことができる。
この点でもリハビリとピラティスの相性はとても良いなぁ、と感じている。


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