シリアに魅せられて
ちょっと探し物をしていたら目に留まった、2007年にシリアへ渡航した際のパンフレット。
シリアの魅力は、特に歴史や世界史好きにはたまらない、遺跡や文化。
けれど何よりも、私がシリアに魅せられたのは、シリアの人たちの純粋さ、素朴さ、そして温かく優しいホスピタリティ。
常に、隣人をケアすることを忘れない。
何か痛みを抱えていても、悲しいことがあっても。
そっと優しく寄り添い、甘いシャーイを出してくれる。
そしてまた、長い歴史を持つシリアという国を誇り、シリア人として生きることに、誇りを持つ。
その気高さは美しく、
また、
傷や痛みを抱えていても、前を向き、生きる姿、
どんな時でも隣人を敬う、労わる、温かく迎える、慈しむ姿、
それはまるで、
抱える痛みや傷に対し、生きる抵抗のようで、
それはまるで、
人としての尊厳を持ち続ける生きる抵抗のようで、
とても優しい強さだと感じた。
その美しい人柄が、
私がシリアに魅せられた、一番の理由。
シリア危機が起きても、多くの友人はその美しい人柄のままで、
私のほうが支えられた。
彼らと、明日を生きたい。
彼らの故郷、シリアと寄り添っていたい。
ただただ、それが私の源。
(大学の卒業アルバム。シリアの伝統的な衣装で。私は前列左端)
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