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世界を旅するキッチン:ハンガリー料理

自宅で世界を旅するキッチン、今週末はハンガリー料理に挑戦してみました。日本の食卓でも馴染みのある煮込み料理が多くホッとします。

ハンガリーといえばマジャール人(蒙古斑があり、東アジア人と同族だそう)と、ユーラシアの文明の交差点としての歴史が、欧州でも独自の食文化を形成しているそうで、多彩な肉のシチューなどは遊牧民的食文化ですね。
その後15世紀にマーチャーシュ1世がルネサンス期のイタリアから食材と香辛料を取り入れ、オスマン帝国領時代にはパプリカや唐辛子などトルコ料理が持ち込まれたそう。オーストリア・ハンガリー帝国になってトルテなどドイツ・オーストリア料理の影響を受けて、東欧スラブ圏でロシア料理などにも影響を与えていますね。今日のハンガリー料理は、ユーラシア大陸の食文化のるつぼといわれるほど。

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今回は、昔旅行したときお土産に買った料理本で研究しながら、ランチにハンガリーといえばのグヤーシュ(牛肉の煮込みシチュー)、ホルトバージ・パラチンタ(豚肉を巻いたハンガリー風クレープ)、トマトとパプリカのハンガリー風サラダ、そして名物フォアグラのソテーを。ディナーではトルトットカーポスタ(ロールキャベツ)にランゴス(ハンガリーの揚げパン)を作ってみました。

ワインは、地場のケークフランコシュ種に、国際品種をブレンドしたオシュトロシュワイン・ブルズブラッド(シルキーな赤がロールキャベツのトマトソースに絶妙に合う!)、そしてもちろんハンガリーといえば、ルイ14世が「王様のワイン」と讃えた貴腐ワイン・トカイアスーをフォアグラとペアリングして。

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娘がフォアグラの旨味に目覚め笑、グヤーシュにロールキャベツのスープまで完食してくれたので、今週は大成功です!

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