見出し画像

こころのありか。と、フランスの田舎暮らし

ある日、息子とふたりで公園で遊んでいた。
そろそろ帰ろうかと思っていた頃、

隣のグラウンドから、日本語が聞こえてくる。
明らかに、でも確実に日本語をキャッチ。

ここに来て、2年半、オンラインの力もあり、
友人や家族と携帯ではなしたり、
日本からの観光も少なくはない場所。

時々日本語ははなせるし、
勿論、今も日本語が1番話せる言語でもある。

と、うれしくなって、
ついつい、グラウンドに足がむく。

そこには、フランスの家庭や友人同士で
よく遊ぶ、木のポールを使ったボーリングで
遊ぶ···日本人家族がいた。

私が今いる場所はコチラ👇から。

Arboisで自宅にスカウト。笑
コミュニケーションに時間は関係ない。

話かけると、気持ちよく返事をしてくれた
ご家族。

パリの音楽大学に4年前から留学している長女、
半年前からワーホリで、南西フランスにいた次女、
を、訪ねて、東京でパン屋を経営されているご夫婦。
フランス国内を数カ所回られた最後に出会った。

この時期なので、体調管理や、
出国前の手続きの事情などもききながら、
私よりも長くフランスに馴染んだ、
フランスが好きな家族の話に聞き入った。

そして、

「我が家にきませんか?」

ついつい、スカウトをしてしまった。

そして、数日後。
我が家の庭にて、Mirabelleの収穫を
手伝いながら、羊とたわむれ、
息子と遊んでくれた、優しい家族。

友人関係とはまた違う。
でも、私にとっては、とても気持ちの良い
嬉しい出会いとなった。

たまたま休みだった旦那さんとも、
旅の話が膨らむ。

[一方で]

気持ちの交わらない出会い。

ここ数年、自分自身の気持ち、
心のありか(在り処)をこと大切にはしてきた。

それでも、元々の自分自身の素質は中々変わらない。

楽しんで貰えているだろうか?
これでよいのか?
あなたは?どうしたいの?
もっとこうしておけば良かった?

人に正解を求めてしまいがちになる。

そして、私の究極のかわらない、何かに、
【みんなによく思ってもらいたい】
八方美人な何かが拭えない。

だから、人が訪ねてきたり、
泊まりにきたり、
大好きなはずなのに、いつもぐったり疲れる場面がある。

2年半、ここで自分の家族と過ごす事にも、
言葉や環境だけではなく、
この性格面でも苦戦を感じた。

【大切にしたいことはなになのか?】

誰に笑顔でいてもらいたくて、
誰と笑顔でいたいのか。

じつは、この5日間で
1つの人間関係が大きく変化した。

友人ではない、でも初めましてでもない。
ただの宿泊ではなく、少しお仕事を通じて
この土地に繋がって、また1人家を訪れてもらった日本人。

ただ、今回は、3日目位から私の中の何かの糸が
プツリときれた。

どうしても違和感を拭えない。

そして、昨夜をきっかけに、
この場所を離れる選択をされた。

思いはあくまで私のもの。

何度も自分に言ってきた、
私の考えは私のモノ。

他人には他人のモノサシがある。

良かれと思ってしたことが、
迷惑なことなんて、多々ある。

それでも、色々なアンテナを立てて、
自分ができるだけ心地よく過ごせる方法を選択してきた。

だけど、やっぱりどうしても、
その引き金を引いたり、
起こすべくして起こした出来事は沢山ある。

今回は全て私が引き起こした、
自作自演の喜劇だったのかもしれない。

それを証拠に、今清々しい気持ちにすらなる。
ただ、どこかで、モヤモヤする自分がいたり。

だから、文章にかきおこしてみた。

与える人と与えられてきた人

この1週間、家族の中に新しい人間関係が2つ
起こった。

1つは旦那さんの息子、
我が息子の義理兄になるが、13歳。
正直私達がフランスにきてから、
一度会っただけで、会えなくなっていた。

理由は上げればきりがないが、
お年頃ってのが、しっくりくる。

でも、そんな彼から急に連絡が。
そして、最後の夏休みに4日程時間を一緒にすごした。

たまたま旦那さんの誕生日があり、
友人も、交えてわいわい。

13歳なのに、この人は
【与えることのできる人】だと思った。

私の勝手なおもいかもしれない、
与えることのできる人は、自分で動ける、
自分の意見、相手の意見を、冷静に聞き入れる力。

このあたりに、心地よさを感じた。
(相手はどうかは、わからない。)

息子は兄とかどうとか言うより、
人として大好きなようだ。

与えられてきた人

年齢や、性別、職歴や、経験なんて、全く関係ない
と、改めて思った。

久しぶりに、
この【与えられてきた人】と数日を共にして、
私の中でどうしても、
心から動けない、その人の為って何?と、疑問が湧いた。

理解した、ちょっと前の自分

なぜこのタイプの人と上手くやって行こうと
しなくなったのか。

ちょっと前の私を見ているような気がした。

人に答えをもとめる。
失敗ははずかしい。
失敗は駄目な事だ。
何をしたら、ただしいですか?
これ、やったら喜びますか?

そして、最終的には、人のせいにできる。

ちょっと前の私は本当にそんな人だったと思う。

そして、自分の周りにだんだん[与える人]が増えてきた。
多分自分に足りないけど、必要だと感じた。

でも未熟な私は[与える人]の影響力が時には
眩しすぎる時もあった。

時々逃げたくなって、
でも気づいたら2年半。
逃げようのない状況にいたのかも。

そして、今、目の前に
【与えられてきて動かない人】
と、数日を過ごして、呼吸困難を起こした。

最後にお話をした時は、
自分の後ろに、冷静な自分を感じた。

そして、翌日、この場を去ると決めた。
どちらかかと、思っていた。

残って、やりとげるのか、
去るのか。

【やっぱりか···】

正直、わたしと、きっと旦那の共通の意見。

49歳を迎えた彼は、
私にいつも、どうするのか、
どう動くのかを体現してくれる。

私だけではない、全てに。

今回も、私だけではなく、彼もまた同じ引き金をひいた。

タイミング、全ては起こるべくして
起こった。

私が起こしたストーリー。

明日私は1人で新しい仕事にいく。
本当なら隣にいたかもしれない人は···


やっぱりはじめから、私は1人で
仕事に行きたかったのかもしれない。

サポート頂いたお金は全て今後改築予定の築200年の古民家改装費に使わせて頂きます♡みんなが心地よく過ごせる場所を作りたい!!