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誰かのためには、巡り巡って自分のために。生き方美人006

いつか古民家に住のむことが夫婦の夢なんだよね。
笑顔でそう語っていたのはもう10年以上まえでしょうか。
2019年奈良県の當麻寺参道沿いの築180年の古民家が
すてきな形で「家開き」をしました。

すてきな人達が集い、新しい事がはじまり、
またそこから笑顔がうまれる。

今日はそんなすてきな空間をつくる家守美人に
お話を聞いてきました。

吉田 のりこさん表紙

のりこさん:16年間ずっと小学校教師として働いて、
毎年出会う子ども達や、同僚ととても楽しく、
充実した日々でした。
でも、いつも自分の中で自信がなくて・・・
私が教師で良いのかな。

いろいろ巡って、今自分の家を開放するときも、
たくさん自分に自問自答したし、悩んだよ。
出会ったすてきな人々をみては・・・
「私には何ができるのだろう、
私には何もない・・・」

でも、不思議なくらい、「ご縁」をいただくんです。

そうやって、いただいた「ご縁」を大切に大切に温めて、
そうしたら、「何もないと悩んでいた自分」は
「誰かのために、みんなの好きを叶える事のできる」
変幻自在な唯一無二の存在になることが出来る。

そうやって、今は自分の暮らしを、人生を
仲間・家族と一緒に楽しんでいます。

と、笑顔で語ってくださいました。

今回のゲスト吉田 のり子さんはこんな人

2よしだ のりこさん

奈良県當麻寺参道沿いbwebwenato店主:吉田 のり子
旦那さま、秋田犬みこと3人暮らし
2019年4月14日に築180年の古民家を「子どもが・大人が」楽しめ・学べる自由空間として、家開き(オープン)しました。家開き以降、数々のアーティストによるライブやワークショップはもちろん、地元で学ぶ学生たちが放課後の自習教室として活用したり、定期的に「学校の英語が苦手にならない英語教室」を開催。「てらこやかふぇ」という寺子屋の新しい形を奈良の古民家で実現。この場所をたいせつに生かしたいを軸に活動中。
16年間の小学校教員生活、2年間のマーシャル諸島への単身生活(海外協力隊)、自身の妊活を経験したことで、自分の中にうまれた「やっぱり人と関わる事が好き」という1つの軸をもって、縁をつないで広がりをつくるbwebwenatoを運営。

自分の好きが分からない時もあった

のりこさん:教員をしていたときに、
私が一番好きだった事は学級経営。
教師という立場で「教える」事は実は苦手だったんです。笑

たった1年、されど、1年。どうせなら、
変わってると思われても、関わりたおして、
「おもしろい1年にしたる!!」

そう思ってやって来たことは、結局、「人が好き」
だからできたこと。
子どもであっても、私はいつも「1人の人間」として
かかわってきました。

教師が好きと、思われていたかもしれないけれど、
肩書きには、いつもこだわりはなかったきがします。

何が好き、本質が大切

のりこさん:確かにすごく好きで仕事をしている!!って、
思っていたけど、自分の妊活を機に退職したときに、
周りが驚くほど、私の心中に波風は立たなかった。

私は「教師」という職業が好きだったワケではなく
この仕事を通して
「人と関わる事が好きで大切な事だったんだ」
ということに、気づく事ができた。

退職後も、たくさんのご縁をいただいて、
やっぱり子どもと関わる事が多いんです。

その中で、今の家を使った、ひとつの子どもとの関わりを、
てらこやかふぇ、英語教室という形で続けているけど、
私自身は人に教えるとか、先生って言う立場に、
昔も今も、こだわりはないんです。やっぱり。

よしだのりこさん1

後悔とかではなく、経験かな

のりこさん:仕事を続けながら妊活をする、
現在はたくさんの人がそうやって、妊活をしているけど、
私には出来なかった。

どっちも中途半端になることは、わかっていたから。

たくさんの子ども達とはまた会えるかもしれない、
でも、自分の子どもは、自分が産まないと会うことが
出来ない・・・
あたり前のことだけど、
仕事のタイミングや、時期・・・
当時はいろいろ考えたり、理由を作っていたな。

結果、自分のこどもは授からなかったけど、
私の中では、人生の大きな区切りができたし、
本当に大切な時間だった。

それに、妊活で退職したことをきっかけに、
夫婦でそろって、本格的に「古民家」探しをはじめて、
いままでも、見に行ったり、探したりしていたのに、
全く見つからなかった物件。

ほんとうに、「ここ!!!」って、今の家に
巡り合いました。

タイミングって絶対にあるし、必要な時に
自分の元にやってくる。

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満月の夜のメッセージ

のりこさん:自分がイメージしていた古民家に住めて、
すこしずつ改装もできて、
まず、私たちが暮らすようになって、
家が喜んでいることを感じたんです。

それから、友人が泊まりに来たり、
家開きのまえもすこしづつ人が出入りするようになって、
「この家はわかっているな、よろこんでいるな」
って、感覚がありました。

だからこそ、友人や、知人にいままでも、
カフェの営業や、家の使い方について、
提案をもらったことはあったんです。

だけど、しっくりこない・・・
そして、私自身、
「私には何ができるのだろう、
私には何もない・・・」
この感覚から、なかなか抜け出す事ができずにいました。

吉田のりこさん

でも、ある日散歩中に・・・
for my house
for my family
for her/him
for children
for some


私は、これから、ここで何をしていきたいのか、
どういったことでこの場所を生かしたいのか

家が喜ぶ、家族が喜ぶ、
ここに集まる彼らが喜ぶ、子どもたちが・・・
たくさんのひとたちが・・

そう思った瞬間に、これって、
全部for me!!!!自分に返ってくるんだ。

そんな風に感じる事ができました。

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わざわざ選ばれる場所

のりこさん:カフェも、教室も、スペースも今は
世の中にたくさんあります。

そのなかで、「ご縁」のあったひとたちが
この家を訪れてくれる、
この家で経験してくれる、
この家を感じてくれる、

それを大切にしています。
だから、人数とか、価格とか、開催の日程とか、
私の癖がたくさんでる。笑

でも、いまはそれでいいと思っています。

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「おもてなし」は、わたしのすきなこと

のりこさん:本業を傍らに、旦那さんが作った
無農薬の自家製野菜”てらこやかふぇ”の子ども達は
野菜の甘みをしっています。

そうやって、私たちが好きでやっていることが、
誰かの嬉しいになること
が、
それが私なりのおもてなしだし、
私は好きを続けたい。

自分が特に個性がないと思っていた事が
自分の一番の強みになる。

そう感じる事ができる今、
私は楽しく人生を過ごせています。
と、笑顔で語ってくださいました。

のりこさんの運営される古民家カフェbwebwenato
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編集後記:それぞれの場所で、それぞれのものが輝く。
ひとも、モノも。のりこさんは、自分が好き♡と、ときめいたモノを
手元に大切に生かすことが出来る人。そんな印象があります。
そして、その輝く場所を自分たちなりに見つけていくまで
迷路の様なごちゃごちゃした時間をすごすことも、
必要な時間なのかも。と、今感じています。
(ライター:あさだけいこ×吉田のり子)

100人生き方美人って、なに?はこちらから

次回の100人生き方美人もお楽しみに♡

サポート頂いたお金は全て今後改築予定の築200年の古民家改装費に使わせて頂きます♡みんなが心地よく過ごせる場所を作りたい!!