【前編】資産形成のセオリー「長期・積立・分散」を知ろう!

こんにちは、藏屋景子です。

みなさん、投資してますか??
投資は資産形成には必須。
今回は資産形成のセオリーを話そう。
ずばり、「長期・積立・分散」だ!!


投資の基礎から

投資は「どこの国」の「何」に投資をするのかが重要だ。
「どこの国」は日本・海外。
「何」は株・債券がメイン。

なので 「日本・外国」 × 「株・債券」
2×2=4で、大きく4つの投資先に分類される。

日本株式、日本債券、外国株式、外国債券。
この4つね。

外国はさらに「先進国」「新興国(しんこうこく)」に分けられる。
新興国は、急速に経済成長を続けている国の相称である。
BRICSと呼ばれる国が含まれる。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの頭文字を取ってBRICS。
新興国はハイリスクハイリターンでもある。


株と債券の違い

投資先のメインは株と債券。
では、株と債券の違いって分かるかな。

会社の株を100万円分買う。
会社の債券を100万円分買う。
この2つでは意味合いが大きく異なってくる。

株を買うってことは、その会社のオーナーの1人になるってこと。
業績が上がれば、オーナーのあなたにも恩恵がある。
潰れてしまった場合、100万円がパァになってしまう。

債券を買うってことは、その会社におカネを貸すってこと。
100万円を貸したら、数年後には利息をつけて返してもらえる。
業績が上がっても、借金先のあなたにはなにも恩恵がない。利息は変わらないからね。
だが、潰れてしまった場合は、株主より先におカネが返ってくる。


株式はハイリスク・ハイリターン。値動きが激しい。
債券はローリスク・ローリターン。値動きが緩やか。

一般に株式と債券は異なる値動きをする。
片方が高ければ、もう片方は低い。
なので、どちらも持つことで上下のブレ幅が少なくなり、安定した値動きとなる。

攻めの株、守りの債券。

株だけもっていると、リスクが大きい。
債券だけもっていると、リターン(利益)が少ない。

なので、株や債券を組み合わせることが大切。
そうすれば、世界中に投資をすることができる。
株や債券の組み合わせ方は、後日またゆっくり話そう。


資産形成のセオリー

資産形成では、絶対外せないセオリーがある。
長期・積立・分散」だ。

かみ砕いていうと、こんな感じ。
「いろんな国のいろんな株を、毎月ちょっとずつ買って、持ち続ける。」

いろんな国のいろんな株 → 分散
毎月ちょっとずつ買って → 積立
持ち続ける → 長期

英語では”buy and hold”とも言う。
ひとつずつ説明していこう。


資産形成のセオリー:分散

「卵は1つのかごに盛るな。」
投資でよく言われている格言だ。
卵を1つのかごに盛ると、そのかごが落ちたら全部割れてしまう。
複数のかごに分けよう。これが分散。


「いろんな国のいろんな株」を持つには、投資信託を選ぶのだ。
信託とは「信用して任せる」という意味がある。

投資信託とは、株や債券がたくさん入った詰め合わせパックのことだ。
いわばお弁当!ひとつのお弁当にアップル、マクドナルド、ソニーなどたくさんの会社の株が詰め合わせになっているのだ。

投資信託は、今では100円から購入できる。たった100円で世界中の株に投資をすることができる優れものなのだ。

実際に個別株を買う方法もある。けれど、高い株は100万円以上する。分散させるには35億くらい必要かもしれない(笑)。
おそらく、みんなそんなに持ってないよね。
なので少額で分散投資が可能な、投資信託を選ぶのが賢いやり方だ。


実際の商品を見てみよう:つみたて先進国株式



「つみたて先進国株式」は先進国の株式の詰め合わせ。
これに入っている株を見てみよう。

アメリカが約7割を占める。
アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックなど有名どころの企業が上位10銘柄にランクイン。


そして、見て欲しいのはその比率。
1位のアップルでさえ、たった2.5%。
これは、それだけたくさんの企業に分散投資しているんだよという証でもある。


株と投資信託

ここで株と投資信託の違いを見てみよう。

・価格の表示の仕方
<株の場合>
1株あたりの値段を株価という。

<投資信託の場合>
10000口あたりの値段を基準価額という。

投資信託の単位は「口数(くちすう)」という。
口数ってのは、ただの単位。グラムやリットルと一緒。
投資信託は株の詰め合わせだから、単位を「株」にするわけにはいかない。
でも単位がないと不便だから、とりあえず「口数」という単位をつけたのだ。
そして、その値段も株価ではなく基準価額となるのだ。


・買い方
金額指定と数指定の2パターンある。

「100万円分」など金額を指定する方法と、「100株分」など株数を指定する方法だ。投資信託も同様に金額指定と口数指定の買い方がある。

車は持ってる?
ガソリンを20㍑など量指定で買うか、2000円分など金額指定で買うのと同じような感じだ。
ちなみに私は面倒だから常に満タン(笑)。


投資信託のメリット・デメリット

・メリット
1、少額から投資できる。
今では100円から購入することも可能。「まとまったお金ができてから」なんて言っていたら、いつまでたってもスタートできない。

2、1つ買うだけで分散投資できる。
これが最大のメリットだね。

3、毎月定額の金額指定で購入ができる。
例えば、投資信託Aを毎月1000円買う。投資信託Bを毎月1000円買う。
といった感じで、設定することが可能なのだ。
一度設定すれば、あとはほったらかしでオッケー。すごい楽!


・デメリット
1、手数料がかかる。
投資信託には証券会社、運営会社、信託銀行の3社が関わるので、その分手数料がかかってしまう。

2、最適なものを選ぶ知識が必要
楽天証券の投資信託は2500以上ある。そこから条件を絞り、自分にとって最適な投資信託を探すのだ。



後半に続く。







この記事が参加している募集

お金について考える

ありがとうございます! モチベーションが上がります! 頑張ります^_^