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障害がある息子との外食を楽しむためなら配慮する 〜解説版〜

我が家の息子たちは重度知的障害がある
息子たちと外食をするときは
配慮が必要

楽しむには配慮事項は増える

どうせなら楽しみたいと
外食に挑む


日曜日のこと
息子たちはご機嫌
それならばと
旦那、私、息子3人とうどんを食べに向かった



カウンターの中では職人さんがうどんを用意し
天ぷらを揚げている

6人がけのテーブルに
カウンターに背を向けて旦那が座り
カウンターを見れる側に息子3人とわたし


変な構図だが我が家的には完璧!




少し早めの時間であったため
周りには誰もいない



それぞれがゆっくりうどんをすすり
周りに誰もいないから
また食べることに集中できる


カウンターの中の動きは
息子たちには、素敵なパフォーマンス


これが我が家的にはとても嬉しい時間



いつもは
ミーアキャットのように
次々に顔をあげて
あっちキョロキョロ
こっちキョロキョロ


そんな息子たちに夫婦で


ほら、食べて!
こっち向いて!
よく噛むよ
あー!こぼすよ!


夫婦で手も口も止まることはない


だからこそこんな時間は
ちょっとした達成感すらある


なぜ外食するのか?



何食べたい?
どこにいきたい?って
選ぶ楽しさ味わいたい
非日常の楽しさ知って欲しい



我が家ではたくさん配慮すると
みんなで楽しくご飯が食べられる



それが日常



たくさん配慮することに疲れたときは
そうしないでいい状況をつくる


ただそれだけのこと


こんな時間も宝物

《解説》

1️⃣お店は初めての場所でないことが必須
(初めての場所が苦手な次男のため)
(初めての場所は先に訪問して配慮事項を確認してから)
2️⃣事前に写真で本人たちに行く場所を提示して本人たちの了解を得ること
(気持ちを聞かないと発信は少ないが、1人ずつ行く場所を理解して納得して行くことが自分も選ぶということに繋がる)
(1人でも行きたくないと発信がある場合は行かない)
→嫌の発信を受け取り行動に移すことが大切
→食べることの選択は1番教えやすかった
→自分ごとになる経験は1番大切☝️
→嫌のやり取りができると交渉できるようになる
3️⃣機嫌がいいことが必須
 (不測の事態が起こったとき対処しやすい)
 (こちらの声が彼らの中に届きやすいので不        測の事態になりにくい)
(不測の事態をできる限り予測しておく)
4️⃣食器カトラリーの確認や事前準備
5️⃣人が極力少ない時間帯に行くこと
(環境の刺激に弱い息子たちは人が多いと人の動き、声に過敏に反応するため食事に集中できないだけでなく注意不足による咀嚼不足で誤飲に繋がるため)
6️⃣介助者である私たち夫婦に気持ちの余裕があること
(いくら我が子とはいえ、気持ちに余裕がないと注意だけになってしまいお互い楽しく食事できないため)
7️⃣食事をゆっくり、注意を最小限に抑えるために全てを見渡せる席を確保する
(カウンターの中に店員さんがいることで
待つことが難しい息子たちのいい時間潰しになる)
8️⃣トイレが使いやすい、行きやすい場所か確認しておく

言葉がない彼らが嫌だなと思う環境や経験の積み重ねがパニックや行動障害につながることはすぐ隣り合わせにある

だからこそ、配慮を通り越して楽しむことを経験していきたい


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