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みんなと違うと視線が気になるの

息子たちは重度知的障害がある
一緒に出かけるとたくさんの視線が集まることは、日常茶飯事

周りの目より〈息子たちの今〉を優先してきた

周りの目を気にし過ぎて痛い目にあった過去があるからか

そんな私のある日のこと


病院の駐車場

お父さんらしき人が
身体に麻痺があるらしい女の人を抱えて
車に向かっている


お母さんらしき人が車のドアを開けに走る


向かった先は我が家の車のお隣


車の外にいた私は


《そうだよねぇ。大きくなったらお父さんの協力いるよねぇ。》なんて思っていた


お父さんが私の方をみて険しい顔つきになっていった



視線気になりますよね



でも我が家の車のドア開けたら
そんな視線じゃなかったって思うはず



と思いつつ車のドアを開けた


案の定息子たちがすごい勢いで
話しかけてくる

話しかけてくると言っても話せないので
叫んでるようにしか聞こえないだろう


息子たちの声がしたあと
お隣のお父さんをみると
険しかった顔が一気に柔らかくなっていた


うん、うん。わかります。

視線気になるときありますよね


必死なときほど気になる時ありますよね


視線はねのけて踏ん張っている時ありますよね


その視線は

びっくりしただけかも
がんばれ!かも
大変ねーの同情かも
頑張ってるね!の賞賛かも


わからないけど

視線は気になる時あります
気にしないような術は持ってます
気にしてないようなフリもしてます




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