37.今の姿が今の実力
息子は小3から空手を習っていた。
最近やめてしまったので、いた、と書かなければならないのがひじょうに残念なのだけれど。
小学生のときに教えて下さっていた先生が、とても面白くて教え上手な先生だった。いいタイミングでいい言葉を(面白いことも)言う先生だったなあ
(ブログより6年前の記事を加筆修正して転載)
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今年も冬に開催される「型」の大会に向けて講習会がはじまった。
2時間、ほぼ休みなく1つ1つの動きを細かく指導される。
この時期は、まだ道着を着ていると暑い。
汗びっしょりで、暑さで頬を真っ赤にしながら同じ動きを繰り返す。
疲れでだんだん立ち方も楽なほうへと逃げていく。
普段、体がやり慣れているほうの立ち方へと変わっていく。
そのときに先生が言ったの
「その立ち方が、今の実力だからね!」
ああ、そうか。
今の自分が出しているのが、今の実力なんだ
いい、悪いじゃなくて
それが今の自分の力。出せるもの。出してるもの。
それをまずは受け入れなくては。
それをわかったうえで、さらなる新しい世界をみたいなら1歩でも前に進んでいくしかないんだなあ。
それは、空手に限ったことではない。
その1歩は
ときに学び続けることなのかもしれない
自分に誠実であり続けることなのかもしれない
トライ&エラーの繰り返しなのかもしれない
経験を増やしていくことなのかもしれない
体が覚えている。
自然とそうなってしまう、まで。
習い始めるのが遅かった息子は
自分と同じくらいの学年の子はすでに上級者ばかり。
帯の色でその差が一目でわかってしまう
試合では、それだけで力の差を量られてしまうこともある
でも、自分の実力で挑むしかない
だけど、帯の色なんて関係なく
相手が自分よりも経験値があったとしても
勝てるときがあることだって知っている。
私も息子も。
だから
挑むのは他の誰でもない
いまの「自分」に
そのときは
葛藤も、自己嫌悪も、情けなさも
きっと全てが愛おしく映るだろう
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自分で自分を幸せにして
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