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JAPANパビリオン@COP25

日本はCOP25の期間中、2度も化石賞を受賞するなど、

温暖化対策の政策面では国際社会から非難を浴びています。


しかし、自治体や企業、学生などが取り組んでいる緩和や適応策は

世界に誇れるモノがたくさんあるんです。

日本が世界に誇れるモノ

ここでは具体的な紹介は割愛しますが、

ジャパンパビリオンには

そうしたメイドインジャパンの技術やプラットフォームが目白押しです。

これだけ具体的な技術革新を発信している国は

どこのサイドイベントにも見当たりません。


出展している技術には、それぞれ説明を担当する企業の方がいらっしゃり、

パビリオンを訪れる世界中の人たちの質問に答えます。


わたしも「この技術の最大の強みはなんですか?」と質問したところ、

各々が誇るテクニカルで難解な部分を、優しく説明してくださいました。

日本は温暖化対策に対して、

こんなにきめ細やかな発信をしている・できる!

これって、とても誇らしいことではありませんか✨私はそう思います。



そしてもう一つ、

こうした技術を世界で展開している企業の方が言っていた、

「世界各国で一番評価されるのは、技術以上に日本人の性格です。」

という言葉に、温暖化へのささやかな勝機が見えた気がしたのです。


日本人は仕事が丁寧で誠実、ウソがつけない真面目な性格。

というのは、海外からみたときによく言われることではありますが、

とくにエネルギー技術の事業においては、

メンテナンスや整備・交換などのアフターケアが長期に及ぶため、

そうした日本人気質は好感を持たれるそうで、

一度一緒にお仕事をすると、半永続的に関係が続くことが多いのだそう。


現場で活躍する方が実感していることは、核心を突いています。

気候変動問題を考えるパリ協定の下では、

日本が提案・実施しているJCMにおいて自国の対策プロジェクト等を

後押しする大きな強みなのかもしれません。


従来の延長線上にないイノベーションにとらわれすぎて、

技術より大切なモノがあることを忘れないでほしい。

どんなささやかなことでも、温暖化への勝機は見逃したくないですよね🌎



「Action Action Action」

今年の日本は小泉環境大臣のもと、

「Action Action Action」というスローガンを掲げ、

富士山と日の出をモチーフにした新たなロゴを携え会期に臨んだことは、

COP開幕前のニュースでも大きな話題となりました。


私も今年は、去年以上の期待感をもって取材に臨みました。

ただ一方で、たくさんの来場者やメディアを集めるパビリオンは

工夫の凝らし方のレベルが違います。

とりわけメディアが集まるパビリオンは毎年同じ傾向があって、

少し注意して見ていれば注目される理由はすぐに気づけます。


COPは政策を決定する重要な閣僚級会合の舞台であることは

言うまでもありません。

しかし同時に、日本発のイノベーションを、

ジャパンパビリオンから全世界に発信するチャンスの場でもあります。


もっとパビリオンの重要性を認識し、

日本が世界に誇れるモノを自覚したパビリオン運営の変革も

必要なことだと思います。



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