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『これまで、ごめんね。』と謝った会計事務所の代表。

会計事務所最大の繁忙期である確定申告が3月15日で終わりました。今年もコロナ禍の影響で、4月15日までの延長が認められたこともあり、まだまだ、終わってないんだけど・・・という事務所もいらっしゃいますが、とりあえずは、一息というところかと思います。

弊社のお客様も、中断していた月次のコンサルティングを順次再開しておりますが、一様にホッとした表情を浮かべていらっしゃいます。

今年は、締め切り直前にe-taxのダウンという、まさかのトラブルが発生!大混乱となりました。これについて、弊社のお客様からは、「いつ、復活するかわからない状態で、本来なら、人が貼り付いていなければならないところを、ロボが黙々と確認してくれているので、安心して、自分の業務に集中することができました。」とのお声をいただき、思わぬところでお役に立ちました。まぁ嬉しいような。でも、そもそもトラブル自体があって欲しくないわけで、悲しいような。複雑な心境です。

今回のようなトラブル対応は、ともかくとして、今年はじめて弊社のサービスをご利用いただいた会計事務所の代表の方の感想が、非常に、印象的でしたので、ご紹介したいと思います。

「これまで、こんな単純作業を、やらせていたなんて認識していなかった。本当に、申し訳なかった。RPAを導入したことで、そのことに気がつくことができたことが、大きい。」

税務業務は本当に細かく、また、行政のデジタル化が進む中、オンラインでできる業務が次々と増えていることもあり、会計事務所の所長が、業務の一つ一つを完全に把握できているわけではないのは、どこの事務所でも同じです。

そのため、私達は、ロボット化したい業務の話をお伺いする際に、できるだけ、代表の先生など、管理職の方にも立ち会っていただきますが、その反応は様々です。

優秀な職員を単純作業から開放して、そのスキルを活かしたいと考える先生と、削減時間×アルバイトの時給で採算を考える先生。

もちろん、両方大事な視点ではありますが、すでに、国税庁などからも発表があるように、今後も、税務業務のデジタル化は、毎年のように進んで行き、ソフトの使い勝手も改善されていくので、会計事務所に期待される役割が、変わっていくのではないかと、私達は考えています。

それでは、人は何をすべきか。でも、よく言われる「ロボットでもできる単純作業から開放された職員が、より、付加価値の高いサービスをお客様に提供する」は、理想ではありますが、そう簡単ではないですよね。

冒頭にご紹介した事務所では、空いた時間を、他の職員が作業を進めやすいような、コーディネート業務に従事することができ、いつもより早くに確定申告が終わったそうです。

また、別の事務所では、ロボットが動いている間に、他の業務を集中して行えたことから、残業が減ったということです。

そういった、一般企業では普通に検討されている働き方改革を、行っていくのはどうでしょうか。

会計事務所の人手不足は構造的なもので、おそらく解消されることは無いかと思います。そうであれば、会計事務所業務を構造的に変えていく必要があるのではないでしょうか、などと、現在、3月末に申請の締切迫る税理士会の研修を受けながら考えておりました。
デジタル系研修コンテンツの再生回数がやはり多いですよね。おそらく、多くの税理士先生が、きっと、同じ想いなのだと思います。

私達アシモフも、RPAという枠を超えて、「テクノロジーを活用した業務効率化」を届けていくために、日々、進化していこう!

忘れないようにnoteに書いておきました。