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また一つ出合いました ~ 短歌って素敵だね


運命はいつもの道で待っている
週一しゅういちプールの帰り道とか


先週末の夜のこと。
寝ようと思っていたら、スマホがピコンと鳴って、友人からお知らせが。

「今現在放送中の情熱大陸、歌人の木下龍也さんです」

先日の集いで話していた好きな歌人のことだな、と居間へ行ってテレビをつけると、線の細い好青年が画面に現れた。

好青年は、編集者と打合せをしたり、行きつけの定食屋に行ったり、ボクシングをしたり、谷川俊太郎氏に会いに行ったりしながらも、基本、毎日、白い壁に向かい、思案しながらポチポチとパソコンで短歌を詠んでいる。

いくつか紹介された彼の短歌は、彼の心象風景でありながらも、そこから寄せてくる波が、こちらの心の水面みなもをも揺らすような、そんな歌でした。

へぇ、いいかも。

短歌といえば、私たちの世代は、なんてったって『サラダ記念日』の俵万智
教科書や古典文学の百人一首の世界が、一気に日常に下りてきた、世紀のミリオンセラー歌集。
母が買ってきて、高校生の私も読んだっけ。
息子たちの世代は、国語の教科書で読んだそうだ。

それから、20代で二つ目の会社で一般書を編集していたころ、新宿紀伊国屋書店で買ったのがこちらの2冊。


今、Amazonの「著者のコメントで」知ったのだけど、オカザキマリ(イラスト)は、マンガ家(『サプリ』『阿吽』『かしまし飯』読んでますとも)のおかざき真理さんですと? 
いやいや、びっくり。

そんな感じで、私の人生にときどきチラリと姿を見せては通り過ぎてきた短歌。
今回は、友人づてにあらわれました。
番組を観終わって、
「いいね、読んでみる。お知らせありがとう!」
そんな返信をして、その夜はベッドへ。
図書館で予約してみようかな、なんて思いながら。

そして今週、週に一度通っている水泳教室の帰り道、いつも立ち寄る本屋に入ったらば、、、

実は、このときまで数日前の友人との会話をすっかり忘れていた私。

読んでみるんでしょ? 
ささ、遠慮せずに、一冊。 

ってな具合に、ご丁寧にも本のほうから現れてくれたのでした。

1800円+税という値段、
サイン本で包装されて中身が見えないこと、
(割引のきく)QuoカードPayが使えないお店、
ということに、一瞬、逡巡するも、
本の佇まい(布製、金箔押し)に惹かれてレジへ向かったのでした。

そして、今日、一晩おいて開いたページには、

おお、サインだけじゃなくて一言(かと思ったら一首)も。
木下さんのTwitterを見たら、書店巡りでたくさんサインされてるようですね。お疲れさまです。

一首一首、味わいながら読んでいってます。

読みながら、
いまこの瞬間の心象風景とか情景とか、
すぐに消えていってしまうもの、忘れていってしまうもの、
そんな形のないものを、「ことばにして残す」短歌という表現に心が躍り、、、

短歌日記もいいかも。
と、さっそくこの出会いを一首詠んでみる。
年ゆえか、最近、これまで以上に“とりあえずやってみる派”に。

数年前に「プレバト!」を観て、俳句って、面白いかも! と歳時記を買いましたが、ことば遊びは、面白く、奥深い。
人生後半の楽しみがまた増えました。

教えてくれた友人にお礼を、と彼女との一連のやり取りを見返したら、

「今現在放送中の情熱大陸、歌人の木下龍也さんです」

もしや、これって、字余りの短歌?

短歌好きは、このリズムがしみついているのかしらん(すごい)。



Amazonでは、さっそくベストセラーになってますね。↓

こんなのも。番組のおまけで「情熱大陸」のための一首が観れます。

「基本、毎日、白い壁に向かい、思案しながらポチポチとパソコンに短歌を打ち込んでいる。」と書いたけれど、ご本人が仕上がりの「絵」を予想されていて、感心しました。
心を観察するだけじゃなく、事態を俯瞰する目をもっているのだなぁ。




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