マガジンのカバー画像

名画座のある暮らし

28
映画は好きだけど「映画好き」と言えるほどでも、ましてや「映画通」でもない書籍ライターが、とあるきっかけで名画座通いをはじめ継続。シロート目線での素朴な発見や感動を綴る。
運営しているクリエイター

2022年3月の記事一覧

権力の「青写真」から抜け出す方法は…

権力の「青写真」から抜け出す方法は…

*掲載は観賞順 2022/03/24,25 @飯田橋ギンレイホール

たいていの物語に出てくる「取り調べ」のシーンは、「相手の中に答えありき」で進められる。
一通りの証拠があって拘留されるの(が前提)だから、そうなのだろうけれど、その答えを引き出す(自白ですね)手段は、当然制限がある(原則)。

けれど、国家の進退にかかわる問題となると、、、というオソロシイ現実が描かれている「実話」の映画化2本立

もっとみる
「名誉」とか「尊厳」とか

「名誉」とか「尊厳」とか

2022/03/15 晴れ @ギンレイホール

掲載は観賞順。

プロミシング・ヤング・ウーマン大事な人に大切なことを確認したくなる度 ★★★★★

サイコ、ホラー、ミステリー、リベンジもの、というエンターテイメントのジャンルで、ストーリー性と演出できっちり楽しませてくれる映画。

そして、楽しませられながら、きっちり考えさせられる映画。
自身に引き寄せて考えると、いろんな意味で怖い。
だって、こ

もっとみる
大切な人と過ごす時間に「長さ」はない

大切な人と過ごす時間に「長さ」はない

2022.3.2 ㈫曇り@ギンレイホール

掲載は観賞順。

Our Friend「大事な人と向き合えるのは幸せ、、、なのよね」度 ★★★★★

実話に基づいたエッセーの映画化、というのがうなずけるリアル感。
主に、夫婦のすれ違いの描写で既視感が。。。おうぅ。

「マドンナ一人に男二人(友情あり)」
「妻(または夫)の闘病もの」
な鉄板二枚重ねな設定。
涙腺ガバガバ人なので、もちろん泣かされました

もっとみる