第三話 ネットワークビジネスとの出会い
第三話 ネットワークビジネスとの出会い
時が過ぎ、バブル崩壊、リーマンショック、地価の下落、お墓じまい。
人々のお墓に対する存在価値が変わり始めたような気がしました。
無信仰、祖先を忘れてしまったのか、経済状況が、人の心に大きな変化をもたらしたように感じました。 私たちの経済状況も不安なことが多くなってきました。
そんなある日、
ネットワークビジネスというものが私たちのところに情報が来ました。
1998年ごろのことです。 ある日主人の知り合いの人が、
「レクソールという会社が日本で立ち上がるのでぜひ読んでください」と
突然1冊の本を持って来られました。
もともと読書が好きだった主人は躊躇なくその本を読み、
しかもその本の最後に書かれていた三行にいたく感動したらしく、
本の裏に書かれていた電話番号に連絡し始めたのです。
今思うと、まんまとそのレクソールの作戦に引っかかった
ということなのでしょうか。
私には何が何だかよくわからないままに、一緒に東京まで連れて行かれ、
都内のホテルでレクソール社の説明をしてくれる外国の人に会う事と
なりました。
その三行に何が書かれていて、
どこに感動したのかは私にはわかりませんでしたが、
わざわざ大阪から東京まで行くくらいですからよほどなにか心が動くことが書かれていたのでしょう。
ホワイトボードに統計図を描き「これからベビーブーマーの時代が来るよ!」「今後登録者がどんどん増えるいいタイミングです」と言って、片言の日本語で説明をされました。
つまりこれからレクソールというネットワークビジネスが日本で立ち上がるのでやりませんかという話だったのです。
が、のちにレクソールは日本に上陸せず幻に終わるのですが。
当時の私はネットワークビジネスが何かも知らなかったし、
そもそもゆとりがあった生活をしていたのですが、
その外国の方の説明を聞いているうちに、「これって私でも出来るビジネスかも?」と思ってしまったことを思いだしました。
後で分かったことですが、主人はネットワークビジネスには全く興味がなく、そこに書かれていた三行に人を引き付けると言って
本をヒントにして1999年に自分で本を書き上げて出版しました。
ただ自分の本を書くためのヒントを
この本の筆者に求めていただけだったのです。
着いて行っただけの私の方がネットワークビジネスというものに
興味を示すという結果に。
「稼ぐ」というより「面白そう!」という点に興味が出たのです。
結局色々あってレクソールは日本には上陸せず、レクソールを勧めてきた方々はメラルーカの役員になり内部でのもめごとがあったことを後々聞いた。
その時はいつの間にかメラルーカ―とすり替わっていました事にすら
気づく事はなかった。それだけ真剣ではなかったということでしょうか。
当時関係者は問題となっていたそうですが、そんなこと知る由もなかった。
主人は元々それで収入を得ようとは全く考えていなかったので、でも付き合いで持ってこられた方が納得するだけの
大量の商品を買い、その後も継続して数か月買いました。
私はというと、私なりにメラルーカをビジネスとしてやってみましたが、
人伝えるというが作業が全く出ず、速攻断念・・
結局家の中に大量に転がっている製品を消費するだけの愛用者のような感じで落ち着いてしまいました。
あれから約20数年。 使いきれてない製品がまだうちの中に転がっています。
一旦ネットワークビジネスというものは私の意識の中から消えてなくなってしまいました。
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【目次】
■プロローグ・・ようこそ keikoママです
■第一話『華麗なる人生の始まり』
■第二話『霊園事業へ』
■第三話『ネッワークビジネス初めての挑戦と挫折』
■第四話『再びネッワークビジネスとWeb集客』
■第五話『インターネットの活用』
■第六話『離れいったリーダーた なぁ~ぜ。なぁ~ぜ?』
■第七話『これが最後のSNS・インターネット集客』