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脱サラして日本酒バーを開業したら、平凡な会社員の人生が激変した話

はじめまして!
日本酒 雫(しずく)を経営しております、けいけい(@keikei_sake)です。

Xをはじめて約5ヶ月、500名以上の方々にフォローしていただき本当にありがとうございます。

みなさんのように爆発的伸びはありませんが、いつも交流してくださり毎日楽しんでいます。なにより、最近はXからも雫に興味を持っていただき、ご来店される方も増えてきて大感謝です!

今回は少しでもご来店のきっかけになるようにと、
クーポンをご用意させていただきましたのでぜひ受け取ってくださいね!

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では、【脱サラして日本酒バーを開業したら、平凡な会社員の人生が激変した話】をどうぞ。


1. 自己紹介

改めまして、みなさんこんにちは。けいけいです。
目黒区大岡山で日本酒 雫という日本酒BARを経営しています。

92年生の佐賀県小城市出身です。
山、川、田んぼに囲まれた自然豊かな場所で野球と柔道、川遊びに明け暮れて育ちました。
甘いものと犬と釣り、レコードが大好きです。

学生時代は普通に地元の高校に通い、地方の四年大に進み、どこにでもいるサラリーマンをやってきました。

そう、僕は大したスキルもなく、異質な人生を送っていたわけでもない平凡な会社員だったのです。
それがなぜ脱サラして人生を変えてきたのかをお話ししていきますので、良かったらお付き合いください。

2. そもそもなぜ起業しようと思ったのか

大学時代の海外経験と憧れ

僕が起業したいと思ったきっかけは、大学生時代の出会いにあります。

「国語より数学が好きかな」で高校は理系を選択し、
「なんとなく車は好きかも」で大学は機械科に進みました。

特にやりたいこともなく、将来はメーカーに就職できたらいいな〜くらいに考えていました。THE平凡。

バイトに明け暮れて大学1年、2年と経過し、気づけば周りはインターンや就活の話ばかり。

威勢のいい同級生は学生団体で活躍したり、自らが主催したイベントで大成功を納めたりしていました。当時流行っていたFacebookで、その様子が嫌でも目に入ってくるんですね。

「自分も何かやらなきゃ置いていかれるんじゃないか」

と掴みどころのない焦燥感に駆られていました。

そんな時、ふとFacebookで目に入ってきたのは

『セブ島 英語留学 1ヶ月30万』

の文字。

海外に行ったこともなく英語も得意ではない僕が、なぜかすごく興味を持ちすぐに投稿主に連絡。

なにやらその人も他校の大学生らしく、セブ島の現地語学学校と提携し、日本の大学生を集めてフィリピンに送るという学生起業ぽいことをやっていたのです。

平凡な人生を送っている僕にとって、その話がとても面白くすぐにセブ島留学を決意。

大学3年の夏、生まれて初めての海外。
フィリピンのセブ島で1ヶ月過ごすことに。

そこでの生活は文化や食べ物、目に見えるものすべてが刺激的で、これまでの僕の人生にはない体験で溢れていたのです。

オランゴ島の小学校訪問

そしてある時、現地の日本人経営者と交流しようというイベントがあり参加することにしました。

50人以上の経営者と学生との交流会で、大人がこんなにも熱く夢を語り目を輝かせている姿には正直びっくりしました。

僕の常識では大人はみな嫌々仕事をしていて、最悪の人間関係でストレスフルな日常を送っていると思っていたからです。

でもここにいる大人たちはちがう。

「え、経営者めっちゃかっこいいやん!」

と当時大学生の僕は一気に憧れていったのを覚えています。

帰国後も “やりたいこと” は相変わらず見つかりませんでいたが、海外で働きたいという想いが強くなりました。

目標の達成、そしてコロナ襲来

新卒で入社した会社は、事故車を海外に輸出する専門商社。

海外駐在を目指していましたが初めから行けるはずもなく、まずは国内での営業を必死に行いました。

既存/新規関係なく20件前後の取引先に飛び込む毎日。理系コミュ障の僕にはこれが相当キツかったです。

一番ヤバかったのは、名刺をお渡しさせていただいたら、僕の目を見つめながら掌でぐしゃぐしゃと握りつぶされたことです。(福岡怖いw)

シカトや怒鳴られたことなんて数えきれないほどあります。

でも、僕の目標は海外で働くこと。
必死に働いて実績を出し、会社にアピールしなければなりません。

今思えば、この時の経験が僕のひどいコミュ障を少し改善してくれて、いまの飲食店の接客にも生きているんだと思っています。

営業を丸3年やった頃には、エリアでNo.1の実績が出せるようになっていました。一瞬だけ営業も悪くないなと思うこともありました。人間、やればできるもんです。

そして埼玉の本社勤務に。
順調にステップアップし、フィリピンとインドに念願の海外出張へ!!

インドの展示会にて

なにもやりたいことがなかった自分からしたら、この会社に入った目的を諦めずに達成できたことが本当に嬉しかったです。

「よし、こっからもっと頑張って海外駐在目指して頑張るぞ!!」

と思っていた矢先、

世界でコロナウイルスが蔓延。
環境が一変しました。

「これもう、いつ海外行けるかわからんやん…。」

僕の目標は遠く闇の中に。。
当時2020年、慣れない在宅勤務で悶々とする日々が続きました。

もう我慢できなくなった僕は、
「どうせなら、ずっと憧れていた起業をしよう!」

そう考えるようになったのです。

3. いざ、『日本酒 雫』 OPEN!!

人生の振り返りとやりたいことの発掘

起業してやる!と決めたのはいいものの 、“なにで起業するか” はずっと夢がなかった僕にとっては難しい問題でした。

会社員ならば本業に近しいことで起業するのがセオリー。でも僕の職種は事故車の仕入れと販売。

多額の資金がいるし、なにより個人でやるイメージが湧かない。(たしか退職しても競合にならない、みたいな契約を結ばされた記憶もある)

ゼロベースで考えるために、自分が好きなこと、嫌いなこと、やりたいこと、やりたくないことなど、どんどん紙に書き出していくことにしました。

ああでもない、こうでもないと言いながら自分がこれまで何をして、どう考えてきたのか人生の振り返り。

部活とバイトくらいしか本気でやってこなかった僕なので、簡単にはヒントは出てこず。真っ白な紙が黒くなるまで書き殴ってもピンときません。

「どうしよう」

と行き詰まり、ペンを置いてその紙をながめていると “いつかやりたいこと” の欄に【飲食店】と書いていたのが目に止まりました。

僕はハッとして「これだ!」と思いました。

学生時代にやっていた飲食店のアルバイトがとても楽しかった記憶が残っていたのです。

「いつかやろう、じゃなくてやりたいなら今やろうよ!」と。

やることが決まったら、あとはどうやるのか。

僕は料理人ではないので、やるならBARだろうということで決定。(単純)

「でもカクテルつくるのも難しいぞ」ということで、当時ちょうどハマっていた日本酒でBARをやったらいいやん!と一人で盛り上がりました。

他店で飲める日本酒を置いても面白くないので、地元九州の日本酒だけに絞ろう。そう決めたのです。

あんなに夢がなかったのに、自分のお店のイメージが膨らんでくると早く実現したくなるのがおもしろい。

この時点で2020年5月。

『日本酒 雫』 怒涛のOPEN準備

費用を抑えるため内外装塗装はセルフ

そこから雫のオープン日2021年1月まで約8ヶ月間、怒涛の開業準備に追われることに。

・物件探し
・資格取得
・創業計画書作成
・融資の申込み
・本業引継ぎ&退職(2020年10月末)
・内装工事
・開業準備
・メニュー作成

一通りすべて経験しました。

ここでは詳しい内容については割愛しますが、もう人生で一番忙しかったかも。

何が足りないかもわからず、2021年1月18日、とりあえずプレオープンをやってみることに。

プレオープン時のA看板

自分が作ったお店にお客様が来る。。
なんとも言えない気持ちです。

しかし感慨深さに浸っている暇はありません。

全然仕込みも間に合っていないし、あると思っていたものが無いし、前日は結局日付が変わるまで準備していました。

初日。全く土地勘のないエリアで開業したお店に一番最初に来てくれたお客様は、学生時代から仲の良い友人でした。これはたぶん一生忘れない。

お酒の注ぎ方や料理の出し方も定まっていない中で、ある意味練習させてくれた友人にはとてもに感謝です。

そして夜になるにつれてお客様がぽつりぽつり。
マジでド緊張していたので、来て欲しいような来て欲しくないような不思議な感覚。

縁もゆかりもないこの大岡山で、お客様に助けていただきながら大いなる1日目が終了しました。

全4日間プレオープンを行い、40名のご来店。
やったぞ、初めて給与ではなくお客様からお金をいただく経験ができた!

そして見つかった課題やオペレーションの整理をし、ついに2021年1月23日、日本酒 雫 新規OPENすることができました!!

日本酒 雫 新規オープン

コンセプト設計からわずか8ヶ月後のオープン。
超スピード開業ですが、長かった。

もう完全に飲食が仕事になったんだなって。
このお店の経営をしていくんだって実感がわいてきました。

ド素人からでもやればできる。
必ずこの街になくてはならない店にしてやる。

そんな気持ちを胸にスタートし、もうすぐ5周年を迎えられるまでになりました。

4. 素人がイチから飲食店を開業して思ったこと

ひとことで言うと、飲食店は本当に大変!
開業準備も開業した後もなかなか落ち着かない。

営業時間内だけが仕事じゃないですからね。むしろ営業時間外の方が仕事が多い。

商品開発、集客、経理、すべて自分。
そして甘くみているとマジで稼げないです…。

でも、それを上回るほどに開業して良かったと思うことがたくさんあります。

僕は自分のお店を持てて商売に対して本気になりましたし、日本酒という一生付き合っていける相棒が見つかりました。

そして、毎日ご来店くださるお客様のおかげで人に必要とされる喜びを感じ、メディアに出演させていただく経験もできました。

こんなこと会社員時代では絶対にあり得なかったことです。

脱サラして日本酒バーを開業したら、平凡な会社員の人生が激変しました。

毎日が勝負で自分が経営判断を下し、自分の人生を生きているという実感がたまらなく楽しい。

休みは少ないですが、開業したことは全く後悔していません。

朝起きれないし、課題を先延ばししてしまうこともあるし、人と話すのは緊張するし、僕はTHE凡人だけど何とかやっています。

勇気を出して一歩踏み出して本当によかった。

これからも自分なりの挑戦をしていくので、ぜひ応援よろしくお願いします。みなさまの挑戦も応援させてください。共に良い人生にしていきましょう。

5. 最後に

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!

思いの外だいぶ長くなってしまいました。

日頃からXで僕に興味を持ってくださったり、絡んでくださり本当に本当に嬉しいです。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

冒頭でも配布させていただきましたクーポン、ぜひ使いに来てくださいね!
この文章を読んでくれたあなたにお会いしたいです。

それでは。

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