桂花便り2023(その1)
10月も半ばにさしかかり、いよいよ桂花の季節到来です!!
先週金曜日の帰り道、今年初めての「桂花香」に気づきました。
ちょっと急いでいましたので、花をゆっくり愛でる余裕はなく、それはこれからのお楽しみとして、取っておきたいと思います。
昨年の初桂花についてはこちらでご紹介しています。
昨年は、10月4日だったのですね。ただ、その後、しばらく桂花は気配を消し、何だかやきもきしたことを思い出しました。
毎年、なぜこんなにこの季節はソワソワするのだろう・・・と不思議でしたが、桂花(金木犀)に心を奪われているからだということに改めて気づきました。
そう言えば、松尾芭蕉が『奥の細道』の冒頭で
「そぞろ神の物につきて心を狂はせ、道祖神の招きにあひて取るもの手につかず・・・」
と書いていましたが、(暗唱した経験をお持ちの方も少なくないのでは?)今さらながら、その表現が身に沁みて感じられます。
「梅園」や「梅林」のように、「桂花園」や「桂花林」が国内にあるなら、喜んで「道祖神」に招かれて旅に出たいと思うほどです。
これからしばらく、桂花の香りに包まれる、幸せな日々を過ごせそうです。
皆さまも外出のお楽しみとして、金木犀の香りを満喫してくださいね。
(素敵な金木犀の画像をお借りしました。何と、昨年と同じ画像を選んでいたことに後で気づきました。イメージにピッタリだったからですね。
写真をご提供くださったクリエイターさん、ありがとうございます。)
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