BilbaoからRosslare Harbourまでフェリーで悪夢の30時間 〜 キャンパーヴァンで欧州一周(スペインとアイルランド編)
いよいよアイルランドへ!
3月末にいよいよアイルランド行きのフェリーに乗り込む。スペインのBilbaoからアイルランドのRosslare Harbourまで。
アイルランドは物価が高いというので、スペインのスーパーで最後の買い出しをしようとしたら、イースターでどこも休み。駐車場で小一時間、時間潰し。隣にいたキャンパーヴァンの人が同じ船に乗るという。しかも出発時間が早まったというメールを受け取ったと言うのではないか。うちにはそのメールが来てない!早速、港へ急ぐ。
悪夢の30時間!!
朝から強風なので、もしやと思いつつ夕方6時前に船に乗り込むと到着がかなり遅れるとの情報。到着は翌日の夜9時の予定から真夜中になるらしい。あああ。30時間、悪夢の船旅が始まる!!
そして苦難の時間が。。。。悪天候で海が荒れる。船が左右に大きく揺れる。頭を壁に付けて船と一緒に揺れると少し楽。ずっと寝ていたが、酔ったような気分が1日続く。ひたすら寝る。隣の子供は吐く。ランチにはバナナ半分。あとは水だけ。ただ、ただ寝る。トイレに立つとあまりの揺れに右左バタバタ。手を洗うのもやっと。
翌日の午後には天候も回復。左右の揺れは少なくなったが、今度は前後の小さい揺れ。私にはこちらの方が気持ち悪い。
到着予定は夜中(アイルランド時間)。3時間遅れかああ。夜遅いのでキャンプ場には入れない。ああああ。アイルランドで路頭に迷うのかああ??夜中だよお。
ラッキー!!
がしかし、ほんの少しだけ遅延予定よりも早く着く。運よくキャンプ場の受け付けの人も我々を待っていてくれて夜11時半だというのにキャンプ場に入る。なんて良い人。一安心。まだ頭はグラグラだが、ぐっすり眠る。
スペインを発つ前にバスク地方のArtzinegaへ
アイルランドにフェリーで渡る前にバスク地方のArtzinegaへ。街の外れにAir駐車場。先にスペイン人男性が犬2匹と猫1匹とで滞在。前にもフランス人でこういう人に会ったが、「常に素足」。痛くないのか??夕方には英国人の車も停車。サーファー。周りの景色が美しい〜
人口が少ない方が余裕のある生活かも
ここで思った。人口密度が少ないせいだと思うが、スペインの田舎では犬にリードをつけない飼い主がほとんど。中には首輪さえしていない。見ていても自由で良いなと思う。犬だって自由がいいよねええ。庭では自由に吠えているし。。日本も田舎ではそうなのかも。
翌日は朝から街を散歩。教会をいくつか周り、またまた登ったり降りたり。旧市街は美しいし、なんといってもここは山々に囲まれて、今までにない景色が素晴らしい。山がすぐそこ。馬ものびのびしてる感じ。
昼頃にお茶をして再度散歩。今度は滝を見に行く。やはり私は滝が好き。
5キロメートルの散歩ルートで地元の人とのふれ合いも
そして他のルートも散歩。地元のガイドマップによると5キロメートルほどで優しいレベルとあるので行ってみる。少し登りだが、私は前日にのんびりした分元気。
登った途中で地元の家が2件しかないデッドエンドに。と思いきや。家の中からおばあさんと隣のおばさんが登場。「そのまま登っておいでえええ。ここから道が続いてるよおお(実際は手招きのみ理解可能)」コール。少し会話を楽しみ、ルートの進み方を教えてもらって続行。なんて素敵な優しい人々。のんびりしていて良い感じ!丘の上から向かいの旧市街が見える。我々のヴァンも見える!
なんと美しい景色のルート。道はぬかるみが多かったが、山道は良いわああ。登った後ピークに着いた時は嬉しい。その後降るとローマ時代の小さな橋が。これまた素敵。
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