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【いだろぐ789】発達障害の検査を受けて気づいたこと。

先日、発達障害の検査を受けてきました。

きっかけは、『発達障害大全』という本を読んだことです。


書店で偶然目に留まり、気になって読んでみました。
この本は、生きづらさを軽減する方法や、確かな知識を得ることで心が軽くなること、そして発達障害を脳の個性として捉えることについて、多くの事例をもとに書かれていました。

現代社会では、多くの人が生きづらさを感じており、発達障害の人も増えていると言われています。

昔は畑や田んぼで働いていたため、発達障害が目に見えにくかったのですが、現在は会社や学校といった組織とのギャップが障害として現れやすくなっています。

障害というのは、社会が求めるニーズとのギャップとして捉え、これらを前向きに捉える方法が紹介されていました。


この記事では、ADHDやASDの内容については書きませんし、検査の結果についても触れません。

今回は、検査を受けての気づきについて書かせていただきます。

発達障害なんじゃないか?と思った理由


本を読んでまず、自分は発達障害なんじゃないか?と思うことがありました。

私は、あまり深く考えずに行動してしまうことが多く、ケアレスミスをしてしまうことが多いです。

いい意味で失敗を恐れない、悪い意味で安直な動き。
完璧を求めるのではなく、ダメなら直せばいいっしょ、怒られる方がマシと考えてしまいます(ダメ人間笑)

13年間働いていたアパレル業界からエンジニアに転職したときも、正直あまり深く考えていませんでした。自分に向いていそう、面白そう、とただ興味があったからです。

すぐに忘れてしまう、脳内メモリが少ないと感じることも多いです。
パチンコ依存症になったこともあり、発達障害の二次障害として現れることが多いようです。なにかにハマりやすく、飽きやすいという側面も合致しているように感じました。

これからのキャリアを考えたときに、発達障害の特性があるならそれを活かせばいいし、気になるなら自分を知るために検査を受けてみようと思ったことがきっかけでした。

検査の内容


検査は、臨床心理士とのWAIS検査と心理検査でした。WAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale)は、成人の知能を評価するための標準的な心理検査

WAIS検査の特徴


- 対象成人
- 目的
知能指数(IQ)の測定を通じて、個人の知的能力の全体像を把握すること
- 構成
言語理解、知覚推理、作業記憶、処理速度の4つの主要な指標で構成

具体的には、単語の定義、一般的な知識、類義語と反義語の理解、ブロックデザイン、マトリックス推理、図形の補完、数字の逆唱、数字の並べ替え、算数の問題、記号の検索、符号書き、迷路の追跡など、7項目ほどのテストを3時間くらいかけて行いました。

もう一つは心理的なアンケートで、自閉スペクトラム症(ASD)の評価アンケートや、注意欠陥多動性障害(ADHD)の評価アンケートに答えるものでした。

検査を受けて終わった時には、普段使わない頭を使ったのでどっと疲れました。

検査を終えての気付き


結局、認知の検査や心理の検査も対人で行うものであり、受ける人のその時のパフォーマンスや体調、メンタル面の健康状態に大きく影響されます。

人対人で判断するものであるため、その人の印象や裁量によって結果が左右されることもありますし、受けた人の体調やメンタル面も大きく影響します。

明確に「ここからここまでが障害」と判断するのは難しいです。
ここ以上が障害ここ以下が障害ではない、と規定することにクエスチョンマーク??が立ちました。


社会が障害と判断すればそうですし、自分が障害だと判断すればそうなるのかもしれません。
結局、事実として存在するのではなく、規定されるものなのです。



「発達障害」「ADHD」「ASD」といった枠組みは、時代が作ったものです。

それがパワーを引き出すなら良いですが、言い訳になってしまうこともあります。
特性を強みとしてどう活かすのかを考え、それを追いかける方向に行くことが大切です。

しかし、その負の側面もあり、もう少し頑張ればものになる部分を見過ごしてしまうこともあります。

自分は~だからしょうがない、自分は~だからそっちにいっても可能性は少ない、と自分で限界を作ってしまうのはもったいないです。自分を規定するのは自分自身であり、限界を作るのも自分自身です。

発達障害やHSP、理系・文系、大卒・高卒、◯十代といった枠組みにとらわれすぎると、自分に限界を作りかねません。

今回の検査を通じて、自己認識に対する新たな気付きがありました。
自分が自分勝手に作った妄想ではなく、良い方向に妄想し、自分をしつけていくしかないと感じました。

自分の限界を作るのも自分自身ですし、自分を良い方向に向かわせるのも自分自身です。

自分の良いところや強みを何に使うのかを常に模索し、限界を作らずにコミットしていくことが大切です。


社会の枠組みに囚われず、自分は自分で規定せよ。

私の気付きが参考になれば幸いです。

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