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【いだろぐ288】手の切れるようなモノを作る。

今日も、読書感想会に
参加させていただきました。

題材は、
稲盛 和夫さん著書の
燃える闘魂

最後の章では
日本経済復活のシナリオ、
質から量への転換、
ということがテーマ。

その中で、

手の切れるようなモノを作る。

というワードが印象に残りました。

手の切れるもようなものを作る。
という言葉は

あまりにも素晴らしく
あまりにも完璧なため
手が触れたら、切れてしまいそうな
非の打ち所のない、
完全無欠のものづくり
と意味する。

手の切れるようなモノをつくる
というのは、京セラの製造現場の鉄則。

開発担当者が、
苦労に苦労を重ねて、何ヶ月の試行錯誤の末
一つの試作品を完成させたが、
それをみるやいなや、稲森さんは
『ダメだ』と突き返した。

お客様の要求する性能は満たしています。
と責任者は言うものの、
稲森さんが、思い描いた製品と
明らかに、色相が違い、
くすんだ色をしていた。

それまでの苦労や、
突き返される怒りは、百も承知で
手の切れるようなモノを作れ。
とやり直しを命じた。

というエピソードが
紹介されていました。

日本固有の世界観として

ものと心は一つである、

物心一如

という言葉があります。

自分たちが、
使っている箸、車、

イチローさんが使っていた
バット、

自分の神経が拡張したかのように
意識が乗り移る感覚。

それが、日本のものづくりの真髄であり、
精神性の高さに由来するもの。

量から、質へ
その精神性を活かしていくこと、
燃える闘魂を持つことで
必ず日本経済は復活できるはずだ。

ということが
最後の章のメッセージでした。

手の切れるようなモノをつくる

物心一如

というワードで
思い描いたのは

10年近くいた店
でした。

商品がどこにあるか、
どれが、どの量売れているか、売れそうか。

どういう人が今日来そうか、
誰が入ってきたか、
どこに誰がいるか、
今何をしているか、

どういうモノを探しているのか、
どういう提案が響くのか、

瞬時に感じていた
感覚があります。

時間についても
そういう感覚があるかもしれない、
そういう感覚を持ちたい、
と思います。

今、何月何日で
何時くらいで、どういう時間を
過ごしているか。
無駄な時間を過ごしていないか。

井上尚弥さんの
試合を見たときに
この人は、どんな時間を
過ごしているのか、、、、
と心震えたことがありました。

想像もできないような
日常、練習があるからこそ、
試合であの集中力、研ぎ澄まされた神経が
発揮されている。

井上さんだけ
触れることもできず、
手が切れてしまいそうな
むしろ、ぶっとんでしまいそうな。

まるで、時間軸が歪んでいるように、
見えました。

自分にとってもできる限り
人生悔いが残らないように、
濃密な時間を過ごしたい。

今この瞬間を本気で過ごす、

物心一如

の精神で、
神経を全集中する。

そういう心意気で
明日も送っていこうと思います。

明日も良い1日にしましょう!!


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