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惑星「地球」の旅 序章

 人類の宇宙への進出が少しずつ確実に拡大している。民間人が宇宙にいく事業も始まりつつあるが、私は十数年に渡り最前線でその販売やマーケティングを日本で進めてきた。

 この旅行の背景には、宇宙は「特別なところ」という現代人共通の憧れがある。それは全く否定しようがないが、日本の著名な女性宇宙飛行士がこの言葉をこう言い直したことが忘れられなかった。

 ご本人の言葉をその著書から直接引用しよう。
 「私は、宇宙から地球に戻ったときに、そよ風、緑の香り、土の感触、すべてが美しく愛おしいと感じました。・・・宇宙は、私にとってずっと憧れであり特別な場所でしたが、実際には、広い宇宙の中で地球こそが憧れであり、特別な場所なんだと、強く感じました。」(山崎直子著作「宇宙に行ったらこうだった」より)

 一方、3回宇宙飛行を体験した野口宇宙飛行士は、そのインタビューでこう述べている。

 「宇宙は基本的には死の世界」、「360度光が来ない何もない景色。星すら見えない暗闇に恐怖を覚えたが、まばゆい輝きのISSと地球があった。」

 二人は宇宙と地球の関係について同じ感想を持っている。
 宇宙空間に行って、地球の美しさ、すばらしさを再認識したのだ。そして、これはとても自然な帰結であると思う。

 宇宙に行って、自分たちが住んでいる惑星、地球を改めて見直すことは、宇宙探査の貴重な成果でもある。
 
 私はこんな視点から旅を通じて日本各地そして世界、地球のことをもっと深く知り、その沢山の魅力を自分の五感でさらにできるだけ多く体験したいと考えるようになった。

  そして、心のやすらぎを得られるような地を探したり、それを実現する旅のスタイルをこのブログを通じて提言することをライフプランのひとつにしていきたいと思っている。     


                                                     


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