病院制度のもどかしさ

なんだか今の病院の制度ってもどかしい。

というのも、ここしばらく僕は右の顎が痛くて眠れないのだが、それで歯医者にいってみたり整体に通ったり色々していたのである。

顎の痛みとはいっても、右の後頭部も痛いし、右肩も凝るし、足とかでもどちらかというと右足が疲れやすかったりする。あと最近はとても右眼が凝って痛い。

明らかにこれらの痛みはつながりがあるように思われる。精神的なストレスとかもおそらく関わっていると思うが、そういった精神的なものも含めた全体のバランスの崩れのようなものが各部位に症状として出ているのだろう。

しかし、いざそれで病院にいこう、となると、病院には歯科とか眼科とか整形外科とか精神科とか、それぞれの部位や症状に対応したものしかないので、全然どこにいくべきなのかわからない。どれか選んで行ってみたとしても、専門外の症状についてはわからないと言われるので、結局根本的な治療には結びつき得ない。

全身バランス科、みたいなのがあればいいのに。要は元々病院というものの考え方は対症療法的なのである。よっぽどひどい症状についてはそれぞれ個別に無理矢理治す、というやり方で、あまりひどいことにならないうちに全身のバランスを微調整してそもそも大きな症状が出ないようにする、といった東洋医学的な考え方がないのだろう。

過酷な現代の社会で生きていく中で、普段の健康管理を自己責任にし、症状が重すぎる場合だけ治療するというのはいかがなものか。またかつては家族の中で伝搬されてきたであろう民間療法、家庭の医学的な知恵は一部の家庭でしか共有されないだろうから、健康管理に関する知識は人によって全くレベルが異なってしまっていると思う。いわば健康管理知識の格差が存在するような気がする。

もうだから健康管理コンサルのようなものを大々的につくり、恒常的に月に一回程度出るものにして、そこで健康診断を含め全身のバランスをみて、定期的に漢方薬などを処方したり、整体などをすることを中心にしておき、普段からの健康状態の向上に努める。

さらに、第二段階として、個別の症状が重くなってきた時に、それぞれ専門の分野の病院に割り振る、といった構成にするといいんじゃないかな。

全員がそういった仕組みを利用できるようにする、ということは予算的に厳しそうではあるが、確実に予防には役に立つし、働きに働いて自分の体を壊してしまいがちな日本人の、自分の体への意識、尊厳を取り戻していくことに役立つはずだと思う。

一方また、実質現在ではスマホなどで調べた情報が病院で言われることと同程度かそれ以上に参考にされていると思う。これらについては未だ不確実な情報も多いはずだからこのままでは少し問題があるだろう。むしろ一般に向けて公式に医療に関する情報を集積して公開するプラットフォームぐらいはネット上にも作るべきだろう。そしてそこから各分野の病院へのアクセスも行えたらよいなと思う。


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