2023.4.22 貴婦人と呼ばれる美しいLeicaのレンズを買った話
22年末、今年はカメラにお金を使いすぎた。来年は今あるレンズを存分に楽しもう。と決めた。
ところが。
写真をTwitterに投稿するようになりフォロワーさんからたくさんのLeica情報が入ってくるようになった。ダブルアスフェリカル、ブラックペイント、限定モデル、手磨き非球面レンズ(マジかよ....)、8枚玉、7枚玉、トリウムレンズ、オールドレンズ。
その頃、新型Summilux50/1.4 ASPH発売の噂が流れ物欲が高まっていた。
新しいレンズが欲しい。使ってみたい。
しかし、どのレンズも決め手にかける。
たったこれだけの描写の違いにウン十万も払うのか?ってかフォトショ(略
そんな時、変わったネーミングのレンズを知った。
貴婦人。
Summilux50mm/1.4 1stの通称。
M11のボディーがブラックなのでレンズもブラックだと決め込んでいたが、貴婦人を猛烈に合わせたくなった。そして、確信していた。絶対に合う。
Leicaのデザインは本当に秀逸だ。60年前にデザインされたレンズと現代のボディーが全くの違和感なく溶け込む。ボディーが伝統のデザインを踏襲しているだけと言えるかもしれないが、レンズが一生涯に通用するデザインを行なったとも言える。デザインの仕事をしたかったなぁ。
余談だけど我が家はマンションをリノベーションした。デザインはすべて自分たちで決めた。キッチン、棚、壁、ドア、コンセント、土間、窓の位置、ロフトの大きさなど全ての配置やモノを選ぶ時間は本当に楽しかった。妻とあーだこーだ言いながらの時間。時にぶつかることもあったが、一緒に最適解を探し続けた半年間は本当に楽しい時間だった。
貴婦人の市場価格はライカとしては標準的な価格。と言っても当たり前のように安くはない(程度の良いもので40万前後)。
一応値段は調べるが買うことは決まっているので(笑)、その時に見つかる最もコスパが良いものを購入した。
コスパというと安くて質の良いものと捉えられがちだがそれは違う。コスパとは質÷価格なので、必ずしも安いものとは限らない。安くても質が怪しいものは買わないし、多少高くても質が良さそうなものを買う。もっともこの考え方はリセールバリューが高い商品や長く使える商品にしか当てはまらないかもしれない。当然ライカはリセールが期待できるからなおさらコスパを考えた方が良い。
購入し2ヶ月ほどたった。
見た目の優美さで入手したが写りも良い。
絞り開放での夢をみているような滲みが気に入った。
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