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維新議員はなぜ不祥事が多いのか。維新から立候補したのに離党するのか。橋下吉村両氏が言った「議員は使い捨て」の意味は、議員は職業でも身分でもなく、議員とは「手段」であり、その目的を達成するためには有権者との信頼関係がいるというメッセージを見落としている。

これだけ書いていると、
間違いなく維新愛があるなと思う今日この頃。

そんな私のえこひいきはよそに、
維新議員の不祥事ニュースは定期的に流れて、
はっきり言って維新の会のイメージは悪い。

他党もあるだろう。マスコミに出ないだけだろう。
とも思うが、維新議員の多さは吐出しているのかもしれない。

そして、神奈川維新の会松沢代表の離党。
参議院議員任期4年を残しての議員辞職からの横浜市長選出馬。
また、である。
不祥事イメージもよろしくないが、
維新で当選させてもらっておいて、
あっさり離党もしくは辞職なんてパターンも多い。

松沢氏は、あの希望の党から維新に移ってきた。
それ以前の経歴もいろいろ渡られている。


大阪都構想のための法整備のために
大阪維新の会が国政に進出したのが日本維新の会。
橋下ブームや、維新の風で当選できると思った輩は多いだろう。
維新がどんな政党かなんてどうでもいい。
まあまあ保守で、自民党と差異が少なければ良いなんて近寄り方があるかも。
それぞれ事情があるのだろうが、期待した元首長や保守政治家も過去にいました。

◉東国原英夫氏
元宮崎県知事。「たちあがれ日本との合流で維新の政策がぶれた。国家観や歴史認識のズレが大きくなった」が離党理由。離党だけでなく、議員辞職までされているので筋は通っている。
◉中田宏氏
元横浜市長。この方は日本創新党時代から期待。たちあがれ日本合流後に維新と次世代の党に分かれたときに次世代の党を選択。衆院選挙落選。次の参議院選挙にはなんと自民党から出馬。落選。
◉山田宏氏
元杉並区長。この方も日本創新党代表時代から期待が分党時に次世代の党に。落選後はなっと自民党から出馬して当選。現役の自民党参議院議員。
この3名は維新の首長経験国会議員として「首長ファイブ」と呼ばれ、私は期待していた。

石原慎太郎合流がなければ東国原さんはどうなっていただろう。
中田山田両氏は、日本創新党時代から信じて共に歩んできたつもりだが、
落選後に自民党から出馬できるメンタルを持っていたとは知らなかった。
両名は、日本創新党末期に、大阪府と大阪市の特別顧問になっている。
ある種日本維新の会に、当時の橋下代表に拾ってもらった身分であったとも思います。

◉アントニオ猪木氏
初代IWGPヘビー級チャンピオン。スポーツ平和党解散後の2013年に、維新から立候補して、比例区で当選して政界に復帰。当時プロレスファンなら「猪木が維新入り」に言葉の違和感を感じたでしょう。維新分党時に次世代の党へ。その後引退。
◉渡辺喜美氏
元みんなの党代表。8億円借入問題で落選後。日本維新の会から参議院比例で当選。維新では副代表の役職をもらったが、都議選での対応をめぐり離党。結果除名処分。現在は無所属の参議院議員。
◉松沢成文氏
あの希望の党の設立に参加。後期に日本維新の会と統一会派を組み、結果合流。直近の参議院選挙では神奈川選挙区で4位ギリギリ当選。離党と辞職し、横浜市長選立候補予定。
この3名は豊富な国会議員経験があるせよ、一人ではどうにもならなかった時代に拾ったもらった感がある。
国会議員であっても、維新議員の感覚は希薄だったのだろう。
維新の名前で当選させてもらっておいて、この結果。

前回の参議院選挙で、地方政治団体と維新の会の連携という不可思議な戦略があった。
少しでも国政で仲間を増やしたいのはわかる。
ただ、以上のような人材は結果砂をかけて出ていく。
まだ現職維新中には、掛け持ち的に維新所属になっている方もいる。
今後は同じ道を歩むのか。

国政政党日本の維新の会の人材はどう集めればいいのか?

維新の会は、地方へのガバナンスが非常に緩やかだと感じています。
地域政党に所属しながら維新公認というレトリックもあり。
政治は数ですから当然の戦略ですが、
同党の歴史を振り返っても、
維新とは?理解していないとこの行動になります。

維新とは、道州制である。

これぐらい言い切ってもらうと私としては純化できると思っています。

維新議員の不祥事はなぜ起きる?に関しては次回。


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