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維新議員の不祥事は「身を切る改革」の不満やリバウンドではないか。維新はなぜ「身を切る」ことを優先課題にするかと言えば、ベンチャー政党時の有権者と瞬間的に信頼関係を作る手段として採用し、それに納得して入党から立候補してくれる新しい仲間を信頼するための合言葉ではないだろうか。

維新の発祥は大阪で、
国からの軍事、外交、金融をのぞく独立を目標とし、
大阪の財政再建から始まったと思っています。
会派「自由民主党・維新の会」の誕生が起源。

その際にはほとんどが自民党議員だった。
ここからである。多くの大阪府大阪市堺市の自民党議員が離党し、大阪維新の会となる。
自民党からの離党組が大半だったのだ。

現在、自民党から離党して維新に来ることは少ないだろう。
自民党で公認を得られずに、維新にくるパターンは知っている。
同じようでかなり違う。志が異なるのだ。

私にコンタクトをとってくれる維新支持者で、
「維新スピリット」という言葉を使う方がいる。
わかるようでわかりにくい気がするのですが、
このスピリットとは、
身を切って信頼してもらい、市民のために目的を達成する
というイメージではないだろうか。
この「身を切る」には報酬削減だけではない、
所属している政党を離党して集結するという意味が本来にあった。
しかも保守の大政党「自民党」を敵にするという決意だ。

今はどうか?

自民党を離党して維新に入党するパターンよりも、
その他政党で落選し、浪人中の元議員が維新から立候補するパターンや、
自民の公認争いに敗れた保守政治家に維新に推薦を受けて争うパターン、
政治経験はないがそれなりの学歴がある新人を維新が推すパターンが
多い気がする。そうなると維新スピリットの踏み絵は、
給与賞与の減額だけになる。

それが最初はいいのだが、議員をしているうちに納得できなくなってくるような気がするのです。
自民を離党し、本気度を有権者に伝えるための身を切る手段が、
手段が目的になってしまった。

党の成り立ちから理解していないとこうなる。

都構想が頓挫した大阪維新の目標はなんだろう。
国政で与党と是々非々で対峙する日本維新の会の目標はなんだろう。
前回の都知事選に候補者を出した東京維新の目標はなんだろう。

精神論は好きではないが、
他党よりも精神論があって作られた政党のようにも思えている。

「身を切らない」ようになれば不祥事が減るとも思っていない。
「身を切る」ことでリバウンドする人材がいるという予測だ。

他党の不祥事議員をどれぐらいマスコミが扱っているのか次第でもある。

不祥事議員は減った方がいい。ゼロでもちろんいい。
ただ勘違いして入党している限りはゼロにはならない。

維新の党からおおかさ維新の会に分党したとき、
かなり純化されたと思ったが、
全国に党勢拡大しようとすると未だにぶつかる壁かもしれない。

政治家と政党の関係は、会社と従業員の関係ではない。
政治家の不祥事を政党に問い合わせても、
https://note.com/keihasegawa/n/n75e93ee383ce
自民党本部にも、派閥に問い合わせても無視だ。
政治家は当落で有権者に判断してもらうしかない。

ぜひこの衆議院選は、富山一区の有権者に熟慮してもらいたい。
維新の推薦候補が出てくるはずだ。どちらがふさわしいか選んで欲しい。
https://note.com/keihasegawa/n/n75e93ee383ce
自民党にも不祥事はある。「魔の三回生」という実績がある。
ここは公平に扱って欲しいものである。


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