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単純に優秀な経営者が集まればいいだけの話。

さて。
この一年は自分の商売に一生懸命でした。
結果。12ヶ月連続昨対を超えました。
催事ばかりに行って、どん底だった
数年前の売上の2倍です。

商店街活性化、いろいろ方法はあると思います。
いま私が言えるのは、そもそも論。
究極であり、当り前の話をあえて書きます。

商店街の商業者がそれぞれ売上を上げれば良い。
それだけのことです。

当店は今年12周年を迎えました。
たくさんのお客様に愛された結果です。
本当に感謝です。
12年前、あの場所にオープンしました。
それから12年です。明日から13年目の営業です。
確率でいえば5%未満ぐらいなのでしょうか。
ですが
この一年で売上を昨年の108%~122%アップさせました。
これは店頭売上だけです。
戦略的に努力した結果で、偶然ではありません。
上げようと私が思って、上げたのです。
2008年ぐらいまで売上はのびました。
次の目標は2007年時ぐらいです。
やればできるんです。
通行量なんて増えてません。
クレープブームもありません。
キラリができたかどうかなんて関係ありません。
市電の電停が増えたなんて関係ありません。
当店のお客様を大事にして、
また来てもらえるよう、もうひとつ買っていただけるよう、
スタッフ全員で努力した結果です。
小さな店ですが、おそらく坪売りなら中心市街地トップクラスでしょう。
今日は12周年記念ということで、
すべての来店されたお客様に
全品半額で販売させていただきました。
できる限りのお客様への感謝です。
それでも、今月も明日で昨対の売上を超えます。
あと6日間残してです。

本店の店頭売上アップと同時に、
催事でも売上アップです。正しくというと利益アップ。
もう地方催事は買取でお願いしています。
こちらから行かなくても、百貨店で買い取っていただけるようになりました。
当社ブランドは売り手市場になりました。
それでも出店要請はたえません。
某遊園地、某空港など、百貨店だけではなくなりました。
圧倒的に売れるイベント出店は日商平均50万円を超えました。
通販も着々とアップして、これ以上は出荷できません。
これもそれも、必死で研究して、
みなで努力してよい店とサービスをつくってきた結果です。
段取りもよくなり、おかげで連続黒字です。
さらにおかげさまで、東京に出店することになりました。
日本一クレープの激戦区の原宿です。
ひさびさの勝負なので、気合いが入ります。

その結果どう思うか。
商店街活性化は、商店主が商売を頑張ればいいだけなのです。
それができないから、そういった能力がないから、
そういった努力を惜しむから、店が減るんです。
それだけでしょう。
商売は結果がすべてです。利益がなければ継続できません。
返済が滞れば、それでアウトです。
そうやって一年間、目標を立てて達成したので、
いまの私は強く思います。
商店街が衰退して、店が減るのは、商売が下手なだけです。

ややこしいのはそれでも店が残る理由。
地権者テナントです。
売上がなくなっても、土地を担保に銀行から融資を受けられます。
一般的に店や会社が破綻するのは、
銀行から融資が受けられなくなったときです。
地権者は土地担保で借りれますから、
少々弱ってもまだ店がある。
商売が下手でも存続できるのがやっかいなのです。
下手に長いこといるものですから、
偉そうに商店街にのさばったりしている。
商店街代表みたいな顔で。
そういう店にかぎって跡継がいたりなんかする。
そうなると次の代が保証されて、
さらに銀行は金をかして延命する。

多くのお客様がこう思っているはずです。


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