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それって労働生産性が悪くないですか?②消滅可能性都市脱却に使った、豊島区の約10年。脱却できたと根拠は、若い外国人女性の増加。政策目標だった日本人の若い女性は、逆に減っていた。約28万人の区民で、いったい何人がこの事実を知っているのか?

2023年2月1日に私に豊島区役所から届いたメールです。

日頃より豊島区の区政にご理解、ご協力をいただきありがとうございます。
 
豊島区区民部区民活動推進課統計調査グループの●●と申します。
 
令和5年1月26日付でいただきましたお問い合わせ
「人口増の内訳を教えてください。」につきまして、
次のとおりお答えいたします。

平成26年から平成30年までの若年女性人口増加数2,535人の外国人の比率というお問い合わせですが、
下記表のとおり外国人の人口増加数3,055人が日本人と外国人を含む人口増加数2,535人を超えております。
若年女性人口増加数2,535人の外国人の比率は100%となります。
何かご不明な点がございましたら下記担当までご連絡ください。


2023年2月8日に私に豊島区役所から届いたメールです。

日頃より豊島区政にご理解、ご協力をいただきありがとうございます。
豊島区企画課の●●と申します。
 
回答が遅くなり申し訳ございません。
先日お電話でご質問いただきました件について、以下のとおり回答いたします。
 
 
若年女性人口増加数の外国人比率を公に公表していない理由(事情)
 
消滅可能性都市の指摘に用いられた推計は、20~39歳の女性人口に着目したもので、
日本人と外国人の区別はなされていないため、豊島区でも外国人の割合については特に公表しておりませんでした。
 
なお、豊島区では、ホームページの「としまの統計」というページに人口データを公開しております。
平成26年のデータでは年齢別の日本人・外国人の内訳がないのに対して、平成30年のデータは、
日本人・外国人の内訳を載せております。
これは、平成27年には外国人の人口数が2万人を超え、年齢別の内訳に対する問い合わせが多くなったので、
「としまの統計」では平成27年のデータより日本人・外国人の内訳を載せるように変更したものです。
 
〈参考〉
平成26年 としまの統計 住民基本台帳による町丁別年齢別男女別人口 (平成26年1月1日)
  https://www.city.toshima.lg.jp/070/kuse/gaiyo/jinko/toke-02/029571/documents/1-9-1_1.pdf
 
  平成30年 としまの統計  住民基本台帳による地域別、年齢別、男女別、日本人外国人別人口(平成30年1月1日)
  https://www.city.toshima.lg.jp/070/documents/1-9.pdf
 
 
◉平成26年度から平成30年度にかけて日本人女性が減少している理由
 
 人口の変動には自然動態(死亡数と出生数の差)と社会動態(流出数と流入数の差)がありますが、
 豊島区は転出入が活発であり、社会動態の影響を大きく受けています。
 
平成26年度から平成30年度にかけて豊島区全体の社会増も減少しており、流動性が高い若年層についても同様の結果となっています。
なお、豊島区にお住いの若年の外国人は留学等を目的として一時的に居住する方が多いため、
日本人よりも影響が少なかったのではないかと考えられます。
  
何かご不明な点がございましたら下記担当までご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。



ちなみに。

前区長が次の区長選に出馬せず
引退すると発表されたのは
2023年2月8日とされています。

亡くなったとされるのは、
2023年2月9日夜と発表されています。

2月1日に区役所から「外国人の比率は100%」の返信メール
2月8日に高野前豊島区長の引退の報道
2月8日に豊島区役所に電話して質問の回答のお願い
2月8日に区役所から「外国人の割合」の返信メール
2月9日に高野前豊島区長の死去の報道

このような時系列です。

豊島区の
消滅可能性都市について調べていたのです。
脱却したのは喜ばしいのですが、
なぜ脱却できたのかはほとんどの資料に書かれていなかった。
脱却した根拠は平成26年(2014年)からの4年間で、
人口は15,468人増。
若年女性人口は2,535人増で、
20歳~39歳までの女性が増えたから消滅しないという理屈。

そこで、なぜ若い女性が増えたのか?を質問したところ
日本人女性は実が減少していて、
外国人女性増をカウントしていたという内情を告げられた。

これは間違いではない。
若い女性は若い女性であるし、令和のこの時代は多様性の時代。
ただし、豊島区の発表では、
書いてはいないが、日本人が増えたと勘違いする区民も多いはずだ。
この特殊事例の説明は、今までなかったと思う。

この結果は集計する人間の解釈によっては、
消滅可能性が続いていると発表する首長もいるだろう。
10年間近く若い女性向けにおこなってきた豊島区の政策は。
https://www.city.toshima.lg.jp/000/kuse/suzuran/project.html
政策はあくまでも日本人向けだったという証言を電話でいただいた。

消滅するという理由は、女性がいないつまり子供が生まれない地域ということだ。
外国人増を政策の結果に入れるなら、
外国人同士の婚姻や、日本人と外国人の婚姻、そして出産を進めるということになる。
ただ、若い女性が住んでいいわけではない。そこまでの出口があっての脱却のはず。

こんな可能性を区長や議会は、今まで区民に知らせたことはない。
空気を読むと、
区民に事実を知らせるよりも、
脱却したことをニュースとして発表した方がいいだろう!
なんて判断ではなかっただろうか。

区長が区民の信任を得て、
外国人の子供やハーフの子供たちを受けいれて豊島区で育てようと考えているならいい。
国際結婚を推奨することを、議会も可決しているならいい。
日本人女性はこのまま減り続け、
国際的な豊島区を目指すために選挙で勝ち抜いたのならいい。
豊島区が東アジア文化都市を目指すこともリンクしているのか?
区民が審判したのならいいが、そうではないだろう。

少なくともこの事実を知っていた豊島区民を、
私はまだ知らない。
区長候補と言われる方と話したが知らなかった。
どうでもいいことなのだろうか?
誰も疑問に思わなかったのだろうか?

豊島区は現在人口の約10%が外国人居住者。
その比率を消滅可能性脱却ために今後も増やしていくのか?
最終的には参政権も与えて有権者とするのか?
被選挙権も認めるのか?
外国人街的な再開発まで考えているのか?
など、この春の統一地方選で区民の皆さんが決めていただけないでしょうか。

ただ、この事実を公にしている候補者は私だけかもしれません。
区長候補もスルーしているかもしれません。

なので、私を皆さんを代表して議会に送ってください。
なぜこうなったのか?今後はどうするつもりなのか?
豊島区の闇なのか、希望なのか。

情報公開していきたいと思っています。

私は10年かけて進めきた政策としては、生産性がなかったと思っている。

政策的には、消滅の可能性はまだ続いている。

首長と議会には責任があると思っています。


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