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最近読んだ本の感想を書いていく

 最近はまたいいペースで読書できている。しかし感想など一切残してない。先日読んだとある本に「読書の記録は残した方がいい」ということが書かれていた。人間、特に年をとるとついこの前読んだ本のことすら忘れてしまうからというのがその理由だ。確かにほんの1,2年前に読んだ本の内容をすっかり忘れてしまっていることはよくある。というわけで、感想も残していこう。この感想は、すべて読書メーターにも記述してある。

爆弾 / 呉 勝浩

容疑者と警察の尋問による戦い。その緊張感が最高の読み応えを生み出してくれている作品。事件のスケールも大きく、最近こういった大掛かりなミステリ/サスペンス/警察小説を読んでいなかったので大満足。映像化しても楽しそうな作品だ。

怪談小説という名の小説怪談 / 澤村 伊智

普段短編小説はほとんど読まないのだが、澤村伊智の短編ホラー、いや怪談はすごく面白い。構成が練られて、凝った内容の長編もいいのだが、短い文章で怖さをギュッと凝縮させるテクニックはさすがだ。

本屋の新井 / 新井 見枝香

書店員さんのエッセイということで、日常的な内容を思い浮かべたが、瀟洒な文章と、鋭い視点で様々な角度から本や読書について書かれているところが楽しい1冊。

新本格ミステリを識るための100冊 令和のためのミステリブックガイド (星海社新書) / 佳多山 大地

綾辻行人のデビュー当時、高校の後輩が「これすごいんですよ!」と興奮気味に持ってきた『十角館の殺人』。以降綾辻行人のファンであるが、同時に学生の頃あれこれ読んだ新本格ミステリのことを思い出した。しかし、100冊中半分も読んでいないのは自分でも驚き。これから新しい作品と出会うきっかけにもなりそうだ。

本当におもしろい警察小説ベスト100 (洋泉社MOOK)

10年以上前のムックであるが、警察小説好きとして読んでおいた。現在まで活躍している作家もいればそうでない人もいるものの、当時注目されていた警察小説を知ることができて重宝する。


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