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東工大院情報通信系 ~B日程準備編前半~

みなさん、こんにちは。
昨日に引き続いて、今日は準備編です。僕が東工大院情報通信系の院試を受けるまでに、どのような準備をしたのかをお伝えします。ちなみに、僕は本番半年前の2月に入ってから本格的に院試勉強に取り組み始めました。
またB日程の倍率が気になる方は、以下の投稿をご覧ください!

本シリーズでは、令和3年度の東工大院情報通信系の院試をB日程にて受けた僕が、倍率編、準備編、本番編と大まかに3つに分けて、情報をお届けしたいと思います。
なお、準備編は少々長めの記事となるので、前半・後半と分けることにしました。後半では、実際に僕が立てていた月ごとの計画を紹介します。また、あくまで僕個人に合っていた準備の仕方ですので、「こーゆー準備の仕方もあるんだなぁ」程度に受け取ってください。

①受験科目の選択

令和3年度の情報通信系の受験科目は以下の画像の通りです。

B日程では、必答科目と選択科目があります。
必答科目は、微分積分、線形代数の2つの大問となっています。
選択科目は、用意されている3つの大問のうち1問を選びます。3つの大問は上の画像の通りです。

選択科目の選び方としては、自身の専門に近いものがあれば、それを選択するのが良いと思います。また準備のときは、本命1つ、保険1つという形で、大問2問分の準備をすると安心です。中には3問分の準備をする人もいると思いますが、そこは時間との闘いになります。基本的には本命1つ、保険1つで大丈夫だと思います。

僕は、学部時代に物理学を学んでいたので本命は大問2にしました。また学部の授業でフーリエ、ラプラス、複素関数あたりも学んでいたので、保険として大問1を選びました。

②過去問とOCWで傾向分析

受験科目を決められたら、次にやることは傾向分析です、正直このパートが一番大事だと思います。

やり方としては……

  1. 過去問は解かなくてもよいので、東工大のサイトに載ってる分だけの過去問をざぁっと見てみて、大体どの範囲から出ているのかを確認する。

  2. OCWで情報通信系の東工大生は、その科目において、どの範囲を勉強していたのかを確認する。

という感じです。傾向分析をすることで、具体的に分かっていないといけないことを挙げていくことができます。またそれにより、自分だけの具体的な計画を立てることができるようになります。

具体的な計画を立てることができるというのは、精神安定にもつながります。院試で何気に一番しんどいのは、「落ちたらニート」or「9月から就活」という道しか残っていないという現実からくる不安との闘いです。

傾向分析をして、より具体的な計画を立てることこそ、院試突破の一番の秘訣だと僕は思います。

③参考書選び

傾向分析が出来たら、自身の立ち位置を確認します。つまりは、どの科目のどの部分が分かっていないのかを確認します。それをしたら、いよいよ自分に合った参考書を選んでいきます。

参考書選びのやり方としては、ネットにたくさん転がっている院試体験記を見て、そこで紹介されているものなどを中心に候補を挙げていき、最後は実際に本屋へと足を運び、自身に合うものを選ぶとよいと思います。

以下、僕が実際に使っていた参考書を紹介したいと思います。

必答科目:微分積分

必答科目:線形代数

選択科目:交流回路、線形回路

選択科目:電子回路

選択科目:電磁気学

電磁気学に関しては、僕が学部で使用していたものを参考書として用いていました。ちなみに、院試勉強にグリフィスは向いていないと思います。この辺は、他の院試体験記なども参考に、自身に合う参考書の候補を見つけていってください。

選択科目:確率・統計

選択科目:フーリエ解析、ラプラス変換、複素関数論

フーリエ、ラプラス、複素関数論に関しては、学部の授業で配布された教科書を参考書として用いていました。ちなみに、これらの分野もマセマシリーズは網羅しているので、マセマで勉強するのもありだと思います。

選択科目:情報理論、通信方式、待ち行列理論

これらに関しては時間の関係で、僕は本番までに準備できませんでした。そのため、おすすめの参考書などは分かりません。これに関しても、他の院試体験記なども参考に、自身に合う参考書の候補を見つけていってください。


本投稿では、B日程準備編前半ということで、実際に院試勉強を開始する前にしといた方が良いことを挙げていきました。

繰り返しになりますが、具体的な計画を立てることはとても重要です
次投稿では、本投稿で挙げた3つのことを実際にしてみた後に、僕が具体的にどんな計画を立てていたのかを紹介します。

ということで、次はB日程準備編後半です。
次の投稿まで、しばしお待ちください!!

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