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満開の藤棚に迎えられて〜曙湯

浅草近くのこの銭湯は藤棚が見頃だ。

唐破風の威風堂々たる造りに、藤の艶やかさが色を添える
写真には収まりきらないが、藤の枝は、屋根の左右へと大きく枝を広げている
※唐破風:反転曲線をもった山形の屋根の端の部分のこと
保護樹木にも指定されている

建物自体は古いが、リニューアルはされていて。(←kojuro先輩風)

自動ドアの隣に飾ってあったタイル絵

昔の銭湯は、男女の入り口が分かれていて、真ん中に番台があって代金を払った。
今はドアを入るとカウンターがあり、待合室の中に男女別の入り口がある銭湯がほとんどだ。
きっとクジャクのタイル絵は昔の男女別々の扉の間に飾られていたものだろう。

……豪華だ。

豪華なのはこのタイル絵だけではない。
この美しい絵は何だと思われるだろうか。

見ているだけで雅な気分になる

これは格天井に書かれた絵柄である。

もしかすると、昔の絵柄のうち、損傷のないものだけを残したのかもしれない

これは、待合室の天井を撮ったものだが、脱衣場の天井も同様に立派な格天井である。

脱衣場も浴室もきれいにリニューアルされてはいるが、おかまドライヤーや以前梅の湯でも紹介したマッサージ機など、懐かしい品も現役である。

もし、今日は浅草へ散歩に行こうかと思っておいでの御仁がいたら、曙湯で汗と疲れを流してはいかがだろうか。

お風呂はといえば、明かるい浴室にポップな壁絵。
写真は撮れないので、Googleマップの画像を貼っておく。

少し熱めの江戸らしいお湯。
シルキーバスで暖まった後、外気の入る休憩室でゆったりと休む時間もいい。
※男風呂の休憩室からは藤も見えるらしい

あぁ、今日もごちそうさまでした。


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