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「量」か「質」かの話

「量」か「質」か。
今さらのように感じる方もいれば、今まさに頭の大半を占めている方もいる課題ではないかと思います。

特に訓練や学習の際、「たくさんやればやるほどいい」と考える人もいれば、「いやいや、丁寧に一つずつ理解・習得するべきだ」と言う人もいます。

「量」をこなすことが正義なのか。
「質」にこだわることが正解なのか。
はたまた「質」を高く「量」をこなすべきなのか(その場合、結局その塩梅は?と新たな課題に悩まされるのかもしれませんが……)。


果たして何を目指せばいいのでしょう?


……と今日、本を読んでいて思いました。

学びのために本を読んでいますが、読みたい本は山のようにあります。一方で、今読んでいるこの本をしっかりと理解したいという思いもあります。さて、何を優先すべきか……。

考えながら、今まで読んだ本について思いをはせてみました。

本の表紙を見ただけで「ここにこんなことが書いてあって、こんなワークを試したな」と鮮明に覚えていることもあれば、「こんな本読んだっけ?」と思うものもあります。

そこで思いました。


"読んだ"と言えるだけの「質」で十分な「量」をこなす必要がある


流し見では内容はそもそも頭に入ってきません(速読を習得していれば別ですが)。入ってきていないものを保持することもできません。

一方でしっかり読んだところで、1度読んでそれっきりでは忘れてしまうのが人間です。習得したければ、アウトプットしたり再度読み直したりする必要があります。


何をもって"やった"と言えるのかをハッキリさせ、それを何度も何度も繰り返すことが習得のコツなのかもしれません。「量」と「質」の関係はきっとどちらか一方ではなく、重なり合うものなのだと思います。

読書の場合の"やった"と言える状態は、読み終えてすぐ感想が言える状態かもしれないし、実行するイメージが持てるかもしれないし、メモに残すことかもしれません。


やってはいるけど質がな……
ちょっと丁寧にやり過ぎてるかな……

そんな風に思った時は、"やった"と言える最低限を決めて、繰り返したくさんやってみるといいかもしれませんね👍


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「やりたいことが価値になる」
意識の外側に"気づく"体験を通じて、自分のやりたいことで自分だけの価値をカタチにするための対話と関わりを提供しています。

けいご

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