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犬が庭を駆け回っている間に猫はこたつで丸くなる冬の寒さのように


昨日、とあるプロジェクトの打合せがあった。この打合せで僕はあることを決めて参加していた。


小さいころから比較的控え目な性格であった僕は、自分の存在や発言の影響を最小限に抑えようとする節があった。なるべく話さないように、なるべく対立を生まないように、なるべく注目を浴びないように。

それが僕の生き方だった。
そんな自分が嫌いだった。


「自分に素直に生きていきたい」

心のどこかでそう願い、今もなおそのために自分と向き合い挑戦を続けている。

自分の人生に主体的でありたい。
自分で自分の幸せをつくりたい。

だからこそ、自分に素直でいることを何よりも大切にしている。『人を囚われから解放し、自分に素直に生きるキッカケを提供する』を人生のミッションに掲げている。

過去の自分は、今の僕ではない。


そんな今の僕が、打合せで決めていたことがある。

「素直が一番!」
この言葉を胸に、素直な気持ちで発言し、積極的に反応・議論をすることだ。


人の意見・発言があった時、みんなの反応が無さそうであれば率先して反応を示そう。認識がズレて話が進みそうになっていると気付いたら、質問をすることで全員の認識を合わせよう。みんなとの違いを感じても、意見はしっかりと述べよう。

当たり前のことなのかもしれない。それでも僕にとっては一つの挑戦であり、勇気と試行錯誤の時間だった。


その結果どうなったか。
一言で言うなら「至らなかった」である。

今までの癖で反応が薄くなってしまう場面もあれば、「今ここでこれを言うべきか?」と躊躇する場面もあった。「あそこでこう言ったのはよかったのだろうか…」と後々になって考えもした。

意見こそ伝えられ、打合せの主要目的は果たせたものの、個人的には反省点の多い1時間であったことは言うまでもなかった。


それでも、一つだけ確かなことがある。


今回の反省点は、やろうとしなければ気付きもしなかったことばかりだ。気付けなければ改善はない。改善がなければ成長もない。

この打合せを「素直が一番!」を持って参加した。「素直が一番!」を持つと決めて参加したからこそ、今までとは違う行動を起こし、その成果に気づき、反省点が生まれた。

"自分が何を決め、何をし、どう捉えるか"によって、そこから得られる体験は全く違うものになる。犬が庭を駆け回っている間に猫はこたつで丸くなる冬の寒さのように、この場この時で何を決め、どう捉えるかは三者三様だ。

何を決めるか、何に気付くか、結果をどう捉えるか、その先をどう考えるか。全て自分で選択が可能である。行動と意識の舵は自分自身に託されている。僕は自分の選択によって、気づきや学び、改善点を得ることができた。それだけは間違いない。


次の打合せは来週だ。
次の舵取りもやはり、自分自身にかかっている。


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