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20231002SDGsニュース


「レゴブロックをリサイクルPETで作るのは断念」レゴの持続可能性に向けた試行錯誤

※レゴブロックは、直接皮膚に接するし、こどもは口に入れたりもしますから、素材選びは安全性第一になります。組成が不確かで異物の付着混入のあり得るポストコンシューマー材を原料とするリサイクル材の使用は、ハードルが高いでしょう。ただ「やろうとしたけど、できませんでした」を公表するのは、なかなか勇気のいることです。しかし、「それならば」と、志を同じくする仲間が集まってきて、結果「できました」になるかもしれません。

電池リサイクルで欧米先行、EV大量廃棄時代へ日本にも糸口

EV電池の再利用へ、東芝・デンソー・三菱UFJ銀など20社連携…適正な中古市場作り検討

※TCFD情報開示の一環として行われる「シナリオ分析」では、脱炭素社会に向けてEV100%化する想定が使われていたりしますが、ニッケル・コバルトなど、実際に確認されている資源量よりもはるかに多く使わないと実現できません。中古EV電池を、できる限り長期使用(中古車)、(他用途での)再使用(リユース)、素材に戻して再生利用(リサイクル)しても、新車用のEV電池材料には足りないので、究極のところ、そうした希少資源に依存しないEV電池の実用化以外、本質的な解決策はありません。

ブックオフとBPLabが協業 靴やバッグのリサイクル回収を開始

※記事によると、ビジネスモデルを構築するのは3社。「リアット!」は回収、「ブックオフグループ」は海外販路を担当、それだけなら「BPLab」がからまなくてもできると思われますので、売り物にならない繊維製品の原料化を受け持つのでしょう、たぶん。

「新商品を出すたびごみを作っている気になる」化粧品業界の闇から抜け、“未来の原料”と出合いサキュレアクト起業

※まだスタートアップ段階ということですが、記事内容からすると、環境配慮型の素材の使用・省包装だけでなく、過剰な流通在庫(店に売れたけど客に売れない)も消費者在庫(買ったけど使わない)も発生しないビジネスモデルの実現により、起業理念が成就されるはず。私の場合は、商品開発の負の面を突き詰めていくと、「新商品を出すたびごみを作っている」ことになるだろうと思い、その先にあるごみ問題に取り組もうと思いました、、、という話は、下「のサステイナウル歴30年+3年の眼」に書いてある通りです。

コメンテーター紹介

サステイナブル歴30年+3年の眼

設立20周年SDGs研修特別キャンペーン

SDGs/ESG/脱炭素について勉強するならこの本で

  • 新版は、環境省認定「脱炭素アドバイザー ベーシック」対応となりました。このたび環境省の認定がおり、問題集は10月6日販売開始となります。

  • 1回目:キーワード解説集として読む。基本的に、1キーワード3論点でまとめてあります。問題は解かずに、解説を読んで内容を理解する。それから、「どこを問題にしたのかな?」と問題文の選択肢と、解説文を見比べる。そして、不正解肢はどれで、解説文のどこをどう変えたかを確認する。

  • 2回目:知識の定着度を確認するために、問題を解いてみる。そのときに、1回目の思考のプロセスを思い出す。

  • 3回目~:実際に銀行業務検定試験を受ける方は、全問正解になるまで繰り返す。