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20230925SDGsニュース


SDGs 貧困撲滅へ日本の役割は重い

※2015年の9月25日に「2030アジェンダ」が採択されました。今日で8周年ということになります。ほとんど誰も読んでいないと思いますが、アジェンダの一部だけが広まって一人歩きしています。SDGsです。この機会に、全体をぜひ、読んでみてください。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/000101402_2.pdf

第2段落には、「貧困」問題こそが最大の課題とあります。

我々は、極端な貧困を含む、あらゆる形態と様相の貧困を撲滅することが最も大きな地球規模の課題であり、持続可能な開発のための不可欠な必要条件であると認識する。

第50段落に、現在世代の重要な役割が記されています。現在世代がその役割を果たしているかどうかを測るのが、SDGs17ゴール・169ターゲットです。

我々は、貧困を終わらせることに成功する最初の世代になり得る。同様に、地球を救う機会を持つ最後の世代にもなるかも知れない。我々がこの目的に成功するのであれば 2030 年の世界はよりよい場所になるであろう。

米証券取引委員会(SEC)。グリーンウォッシュ対策で、投資ファンドの「ESG名称ルール」を改定。「グリーン」「ESG」を名乗るにはポートフォリオ等の80%以上の投資が必要(RIEF)

ブラックロックなど資産運用各社、ESGファンドを相次いで閉鎖

※アメリカでのESG戦争は、どのような終戦を迎えるのでしょうか。

リサイクルアルミを100%使用した低炭素型アルミ形材の受注開始

※アルミは微量成分の含有率により品質規格が細かく分かれています。リサイクルアルミを100%使用し、かつ品質規格(本記事の場合は6063材)に適合するには、原料とするアルミスクラップの素性がもれなく把握されている必要があります。プレコンシューマー材を使っているのでしょう。

【ビール戦争】キリンの自殺点を誘うため、アサヒが仕掛けた「危険な情報戦略」とは

※目先のマーケティングにとらわれすぎると、自社の本質を損ないますよという教訓。
私、実家は酒小売店でした。小学生のころから店番もしましたし、配達注文の電話を受けてました。当時は簡単です。
「●●ですけど、ビール1ケースお願いね」「はい、わかりました」
メモをとって、●●さん、ビール1ケース配達してねと親に伝えれば終わり。
その頃(1980年代まで)、ビールといえば、キリンビールで、メーカー名も銘柄名もあったものではありません。そして、キリンビールといえばラガーと決まっていたのです。キリンの出した生ビールはラガーの赤ラベルに対して、青ラベル、全然売れませんでした。それでも、あえていえばキリンの生ビールは青ラベルのことでした。
それが。この記事にあるように、1996年、キリンが「ラガーは生ビールNo.1です」と言い出したときは驚愕でした。本当に「裏切られた」と感じましたね。
キリンビールが、キリンビールでなくなったのです。味とか製法とか関係なく、キリンビールを飲む理由はキリンビールだから、だったわけですから、キリンラガーが選ばれるわけがありません。
記事のタイトルにあるように「自殺点」、それも10点くらいの超失策でした。
そういうわけで、キリンラガーを買うことは、今でもほとんどありません。
愛飲しているのは昔ながらの「焼きビール」の生き残りであるサッポロラガー、「赤星」です。
ついでながら、サッポロには、ビールみたいにおいしいビールもどき、ではなく、おいしいビールを作ってもらいたい。税制改正がその方向に導いてくれることを願っています。

コメンテーター紹介

サステイナブル歴30年+3年の眼

設立20周年SDGs研修特別キャンペーン

SDGs/ESGに関連するキーワードを勉強するならこの本で

  • 増補改訂作業終わり、新版の見本本ができました。まもなく販売開始です。

  • 1回目:キーワード解説集として読む。基本的に、1キーワード3論点でまとめてあります。問題は解かずに、解説を読んで内容を理解する。それから、「どこを問題にしたのかな?」と問題文の選択肢と、解説文を見比べる。そして、不正解肢はどれで、解説文のどこをどう変えたかを確認する。

  • 2回目:知識の定着度を確認するために、問題を解いてみる。そのときに、1回目の思考のプロセスを思い出す。

  • 3回目~:実際に銀行業務検定試験を受ける方は、全問正解になるまで繰り返す。