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20230316SDGsニュース

ダイキンに学ぶ、事業成長とSDGs達成の両立──カギは「サブスク」と「スタートアップ」

※この記事、いろいろ示唆に富むところがありますが、私が着目するのは

最終的には商品がダイキンに戻ってくるので、確実に冷媒を回収できる

のところ。こういう「販売しない」ビジネスモデルが、途上国だけでなく、先進国でも今後主流になるかも、と思っています。この記事では冷媒を確実に回収できることで環境負荷を抑制する、という趣旨ですが、このビジネスモデルは、「資源の囲い込み・繰り返し利用」、つまりサーキュラーエコノミー(循環経済)を成立させる基本形ともいえます。資源の稀少性が増してきたら、一度買った資源は手放さない方が合理的です。ついでに、「顧客も囲い込み・繰り返しリピート」になると、事業としても魅力的です(ここは、どのように価値提供するかのビジネスプロセスの方が大事です)。

男女の地位「平等」は14.7% 共同参画社会に向けた内閣府調査

※14.7%というのは、「社会全体における男女の地位の平等感」です。この設問に先立って、分野別に「平等感」を聞いていますので、それを踏まえてのトータル評価値、ということになるでしょう。ちなみに、各分野ごとに「平等」と答えた人の割合を多い順に並べると、以下のようになります(数字は%)。

学校教育68.1>地域活動40.2>法律・制度37.0>家庭生活31.7>職場26.4>社会全体14.7>社会通念・慣習・しきたり12.9>政治9.6

元資料で、男女別、年代別、経年変化などのデータを見た方がよいでしょう。

【インドネシア】国営電力、バリ島の11社に再エネ証書1400件

※バリ島だけで。「バリ島ではこれまでに事業者を中心とする顧客854者に対し、1万6,171件のRECを発行」とのこと。どんな業種が多いのでしょうか、やっぱり観光関係?

揺れるEUの全EV化 日本の温暖化対策一直線は危ない

※少し前までは、揺れる日本、EUの全EV化に乗り遅れるな、的な記事が多かった印象ですが、ここにきて、ネット記事の内容も揺れているようです。

地球の生命の起源となる物質が発見される

※この手のニュース、好きなんです。真偽のほどは今後の研究の進展により明らかになると思いますが、記事中、

研究者たちは、ニッケルを「初期の海洋に豊富に存在する金属」と考えており、ニッケルがペプチドと結合することで、ニッケル原子が触媒となって水素ガスを生成することにより、代謝を促進するための重要なエネルギー源である水素を初期の地球でも豊富に発生させることができたと考えています。

とあるように、生物は、たくさんあるものを使うでしょうから、もっともらしいと感じます。ちなみに、今は濃度が上がったCO2も、それでも420PPmにすぎませんが、初期地球では大気の主成分でした。今の植物は、「空気うすーい」と思っているかもしれません。

選者紹介

サステイナブル歴30+2年の「眼」

SDGs/ESGに関連するキーワードを勉強するならこの本で

  • 1回目:キーワード解説集として読む。基本的に、1キーワード3論点でまとめてあります。問題は解かずに、解説を読んで内容を理解する。それから、「どこを問題にしたのかな?」と問題文の選択肢と、解説文を見比べる。そして、不正解肢はどれで、解説文のどこをどう変えたかを確認する。

  • 2回目:知識の定着度を確認するために、問題を解いてみる。そのときに、1回目の思考のプロセスを思い出す。

  • 3回目~:実際に銀行業務検定試験を受ける方は、全問正解になるまで繰り返す。