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20230626SDGsニュース

欧州委、環境目標のタクソノミー基準規定する法案などの政策パッケージ発表

※重要記事。ですが、「サステナブル・ファイナンス」パッケージであることを見出しから抜いては、伝わるべきところに伝わらないでしょう。

サステナ金融で人材育成が課題、金融庁調査で5割が「不足している」

※それは、、、そうでしょうね。不足する人材を確保する方法・・・「社内育成」と回答した割合が43%、「中途採用を活用」としたのは約1割・・・中途で採用できるような経験・ノウハウをもった人は業界内にいないし、いたとしても労働市場に出てきませんからね。他業界(つまり実業の事業会社)のサステイナビリティ部門だって、同じです。

マスターカード、クレカ再生利用で世界的プロジェクト

※「50キログラムでカード1万枚に相当」、つまり1枚5グラム。「昨年のカード流通枚数は約260億枚」、つまり1300億グラム=1.3億キログラム=13万トン。「カードの寿命は約5年」なら、毎年その1/5が不要になるとして、2.6万トン/年、全世界からぜんぶ集められたとして。「規模の経済」といっても、クレカだけでは無理ですね。

三菱ケミカルグループ、凸版印刷、共栄社化学と共同で包装材料のマテリアルリサイクル生産プロセスの実証試験を開始 ~製造現場から排出される廃プラスチックフィルムの水平リサイクルを実現~

※A「プラスチック複合素材の包装材料」を、B「包装用途のプラスチックフィルムに利用」するので水平リサイクル。「素材別の樹脂として取り出すことが可能」とあるので、Aの基材はいろいろな種類の樹脂でOKで、しかもBは「単一素材化し再生」。これは相当に画期的では。対象物は「包装材料の製造工場から排出される廃プラスチック」なので、素材構成が明らかで、汚れの付着や異物混入のないプレコンシューマー材に限定。この次に、汚れが付着し異物混入もしていりうポストコンシューマー材にも対応できるようなると、プラリサイクルは相当前進します。

アマゾンの梱包はどこまで小さくなるのか 顧客満足とサステナビリティを両立

※少し前までは、「これ1個にこの箱?」と思うことが度々でしたが、最近はないですね。経済的にも環境的にも合理的になってきたわけです。「グローバルでは、2015年から21年までの間に梱包の重量を38%、150万t以上減らした」は、2021版サステイナビリティ・レポートに記載されている数字です。

https://sustainability.aboutamazon.com/2021-sustainability-report.pdf

逆算すると、400万tが250万tになったようですね。さらに合理性を追求すれば、その先は「“梱包無し”に挑戦」となりますね。

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